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【持続化補助金】採択の可能性を高める計画書の書き方とは⑦

 小規模事業者持続化補助金を申請する際に作成する<経営計画>のうち「1.企業概要」「2.顧客ニーズと市場の動向」「3.自社や自社の提供する商品・サービスの強み」の書き方において、これまで6回にわたってそのポイントを見てきました。

 今回見ていく「4.経営方針・目標と今後のプラン」は、「2.顧客ニーズと市場の動向」で記載した外部環境、「3.自社や自社の提供する商品・サービスの強み」で記載した内部環境を踏まえて記載する必要があります。

 つまり、外部環境の変化に応じ、自社の強みを活かした経営を考え、実行していく必要があるということですが、具体的にその書き方について見ていきます。

1.【持続化補助金】採択の可能性を高める計画書の書き方とは〔経営方針・目標と今後のプラン〕編

【持続化補助金】採択の可能性を高める計画書の書き方〔経営方針・目標と今後のプラン〕のポイント(1)当欄を3つに切り分ける

 当欄のタイトルは「経営方針・目標と今後のプラン」ですから、当然に経営方針、目標、今後のプランの記載が求められています。ですが、これらをまとめて書こうとすると内容が冗長になったり、混在したりしてしまうリスクが発生しがちです。

 よって【経営方針】【目標】【今後のプラン】という見出しを当欄に設置することで、このリスクを低下させることが可能になります。見出しを設けず、文章だけで記載してしまったことで読みにくく、伝えたいことが伝わりにくくなってしまうリスクの低減も期待できます。

【持続化補助金】採択の可能性を高める計画書の書き方〔経営方針・目標と今後のプラン〕のポイント(2)経営理念を盛り込む

 弊社では、経営理念を「自社は何のために存在しているのかという問いに対する答え」と定義しています。よって、経営理念は自社の経営の土台ということができ、これがあると経営に力強さを感じさせるものです。

 そのため、当欄に記載する「経営方針」は、経営理念を踏まえる必要があります。また、自社にはきちんと経営理念があり、存在意義を認識した上で、力強く経営していくことを訴求するためにも、経営理念を盛り込むことをお勧めしています。

【持続化補助金】採択の可能性を高める計画書の書き方〔経営方針・目標と今後のプラン〕のポイント(3)測定可能な目標を盛り込む

 目標は達成するために設定するものですから、達成できたか否か測定する必要があります。よって、数値で示すことができる目標が妥当と考えられ、具体的には売上高、利益、客数や伸び率などが挙げられます。また、いつまでに達成するのかという期限も設けないと、測定するべき時が分からなくなってしまいます。

 顧客満足度、知名度、貢献度、影響力などを向上させるという目標が散見されますが、測定可能な目標も盛り込むようにしましょう。

【持続化補助金】採択の可能性を高める計画書の書き方〔経営方針・目標と今後のプラン〕のポイント(4)全体のプランを表で示す

 今後のプランとして、今後実施したいことだけを述べるケースが見受けられますが、時間軸があってこそ、プランとなるはずです。また、これらを文章だけで説明するよりも、縦軸に実施事項を、横軸に時間をとった表を作成し、いつ何を行うのかを明確にすると分かりやすくなります。

 また、今後のプランが「補助金を使って何を行うのか」という内容になっているケースも見受けられますが、当欄に記載するべき今後のプランは、補助事業を含めた全体のプランであるはずです。補助金を使って何を行うのかといった内容は<経営計画>ではなく<補助事業計画>に盛り込むべき内容であることに留意しましょう。

 今回は<経営計画>「4.経営方針・目標と今後のプラン」に記載するポイントとして、(1)当欄を3つに切り分ける、(2)経営理念を盛り込む、(3)測定可能な目標を盛り込む、(4)今後のプランを表で示す、を述べました。次回は<補助事業計画>「2.販路開拓等(生産性向上)の取組内容」に記載するポイントを述べていきます。

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