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持続化補助金GET!美容室が採択されるための計画書「顧客ニーズと市場の動向」の記載ポイント

1.持続化補助金GET!美容室が採択されるための計画書記載ポイント

 ある美容室が、店舗改装をすることにしましたが、費用がかさむため、小規模事業者持続化補助金(持続化補助金)の申請をしました。当補助金は、小規模事業者の販路開拓などを支援するための補助金で、審査に通れば、一定の費用を補助してもらえます。

 同店は、説得力のある経営計画と補助事業計画を作成し、審査に通過し、店舗改装費用の3分の2を当補助金で賄うことができました。

 店舗改装後、同店は新規事業を立ち上げ、新しくおしゃれな内装で顧客をお迎えできるようになり、集客力が向上しました。また、従業員のモチベーションも上がり、仕事の効率が向上しました。

 当記事では、同店の計画書の内容から、採択された要因を推察し<経営計画>「2.顧客ニーズと市場の動向」の記載ポイントとして、①既存事業の競合動向を示す、②新規事業の競合動向を示す、③応えることが出来る顧客ニーズを示す、を挙げた上で各内容を説明していきます。

持続化補助金GET!美容室が採択されるための計画書「顧客ニーズと市場の動向」の記載ポイント①既存事業の競合動向を示す

 同店は、当補助金を活用した店舗改装で新規事業を立ち上げようとしていました。そして、半径800メートル以内の同業者を取り上げ、各店と同店の距離、客層、価格を一覧表にして特徴を示しました。そしてこれらの競合店が、同店が立ち上げようとしていた新規事業を実施していないことを述べました。

 このように、既存事業における競合を調べ、自店が補助金を使ってこれから立ち上げる事業の新規性を訴求したことは、採択を引き寄せたポイントと言えるでしょう。

持続化補助金GET!美容室が採択されるための計画書「顧客ニーズと市場の動向」の記載ポイント②新規事業の競合動向を示す

 同店は、新規事業を立ち上げることで、商圏が広がることを想定しておりました。そこで、現在の商圏以外に立地する同業店も調査し、同店が立ち上げようとしている新規事業を既に行っている店舗がないかという点も調査しました。

 結果として、そのような店舗が数店あることが分かりましたが、その数は多くなく、新規事業としては有望であることを示しました。このように、新規事業の有望性を訴求したことは、採択を引き寄せたポイントと言えるでしょう。

持続化補助金GET!美容室が採択されるための計画書「顧客ニーズと市場の動向」の記載ポイント③応えることが出来る顧客ニーズを示す

 同店は、顧客からのご要望をニーズとして記載し、新規事業でそのニーズに応えることが出来る点を示しました。顧客ニーズをどんなに記載しても、そのニーズに応えることが出来なければ、事業の成立は困難になりますが、自店が応えることが出来る顧客ニーズを示したことは、採択を引き寄せたポイントと言えるでしょう。

 今回の記事では、同店が作成した<経営計画>「2.顧客ニーズと市場の動向」から、同店が採択されたと推測できるポイントとして、①既存事業の競合動向を示す、②新規事業の競合動向を示す、③応えることが出来る顧客ニーズを示す、の3点を挙げました。

 特に、②新規事業の競合動向を示す点については、新規事業の展開により、商圏が広がることを見据え、現在の商圏以外の同業店を調査したという点は重要なポイントです。

 これらのポイントを押さえることで、当補助金に採択される可能性が高まりますが、次回は「3.自社や自社の提供する商品・サービスの強み」を取り上げます。

 事業拡大は、自社の強みを活用することが大きなポイントとなりますが、そのためにはまず、自社の強みを正しく認識する必要があり、当欄も計画書の中で重要な役割を果たします。次回もそのポイントをしっかり見ていきます。

【ロードサイド経営研究所ホームページ】

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