ドイツ旅行2017:戦跡:ドイツ西部戦線の対戦車防御構築物(Höckerlinie)。Monschau付近にて

画像1 地方道沿いの林の中、よく見るとコンクリートのブロックがゴロゴロしている。これは第二次世界大戦時にドイツが構築した西部戦線の対戦車防御帯(Höckerlinie)で、コンクリートブロックで戦車の進行を妨害するものである。三角形のコンクリートブロックが並ぶ様子から、「龍の歯」 Drachenzähne という名称でも知られている。
画像2 戦車をくい止めるほど頑丈なものなので、戦後も取り壊せなくてそのまま放置されて各所に残されている。ここでは、周囲は農地になっているが、放置された対戦車防御帯の跡は手付かずで、木が生え、林になっている。列を成す林は防風林のようにも見えるが、戦跡が形を変えたものである。

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