見出し画像

【おかげさまで重版出来】『ドローン空撮で見えてくる日本の地理と地形』

今年(2021年)3月に発売になりました『ドローン空撮で見えてくる日本の地理と地形』が、好評につき、おかげさまで重版がかかることになりました。ご愛読いただいている皆様、ありがとうございます。まだの方はこの機会に是非お手に取ってみていただければと思います。

本書は、地上からでは全容を捉えきれない地形や集落形態、土地利用、道路・橋・トンネルといったインフラの姿などをドローンで撮影して、わかりやすく解説したものです。おおよそ140m上空からの空撮になります。全国各地150枚以上の空撮写真を掲載し、「川と地形」「田畑を拓く」「集落と開発」「地形と交通路」「古戦場と戦跡」というテーマ毎に系統立てて理解できるようになっています。

カバー表裏

川と地形
川は侵食・運搬・堆積の3つの作用によってさまざまな地形を生み出しています。「自然堤防と後背湿地」「扇状地」のような地理の教科書に出てくる用語も、実際の空撮写真を使うことで地形の特徴をわかりやすく説明しています。

画像2

田畑を拓く
田んぼの真ん中でドローンを飛ばすのは、単に他に飛ばす場所がないからではありません。何もない田んぼも、何代にもおよぶ人々の苦労と労力によって拓かれてきたのです。そうした歴史を空から読み取ります。

画像3

集落と開発
人々の営みが形として現われているのが集落です。街道に沿って細長く伸びた街村や平野に家々が散らばる散居村(散村)といった従来の村落形態から、大規模な住宅開発や鉱山開発(露天掘り)までを、空から観察していきます。

画像4

地形と交通路
ループや高速道路のジャンクション・インターチェンジの形は、ずっと眺めていても見飽きることがありません。マニアックな人には、トンネルの空撮(?)もおすすめです。

画像5

古戦場と戦跡
根室半島に今もひっそりと残されている防御陣地(塹壕)の跡を20か所取材しているのは、是非ご覧になっていただきたいと思います。

画像6


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?