【RX 大前】2024.4.21 東日本ロードクラシック E1 57位
久しぶりの実業団レース。138kmと4時間弱のレースになるので、現時点での長距離耐性を確かめるべく参加。
結果、個人としては惨敗。チームとしては大勝利。
見立て
RXのボス高岡さん、木村さんはトレーニングを見させていただいており、勝てる力があることは知っている。加えて日暮さんと、頼もしいチームメイトが揃っている。
他チームはバルバ寺崎さん、ラファ中里さん、トライクルの皆さん、先週チャレンジでホビーレーサーで唯一逃げになった名岐ベンド安富さんあたりがマーク対象。
長いレースになるので勝負は2時間過ぎてから。チームの誰かが逃げに乗ったら、体調や余裕度をジェスチャーで補給の飛鳥さん越しにチーム内で共有する。基本的に各々リザルトを積極的に狙っていく。
あたりをレース前にチーム内で共有。
レース
ローリングからヌルッとレース開始。
最初の2時間は大きな逃げもできず平和そのもの。ペースも全く上がらず平均220w, NP265w。
平坦と下りで10番手以内まで上がり、登りはFTPくらいで抑えて30番手くらいまで番手を落としながら脚を使わないように走る。2時間過ぎてからの攻撃に全体力を温存しておく。
1時間過ぎたあたりで高岡さんが「今日体調良いから。勝つぞ」と。自分の身体との対話が抜群にうまい高岡さんがそういうのだから、本当に調子が良いのだろう。
となれば高岡さんが先手を打って、僕はその追走をチェックして脚を使わずにスプリントする戦法が1番良い。
1時間目から黒糖わらび3つ、ボトル1本のんで脚を攣らないように細心の注意を払う。
後半、脚が止まる
レース前に言っていた「2時間」経つのを待っていたかのように高岡さんが2時間3分あたりの二段坂で攻撃開始。
2回に分けてアタック。僕も一緒に行こうか迷って立ち上がったタイミングで左から猛然と木村さんが追いかけていったので、迷わず集団待機を選択。
2人の背中から「追走のチェックとスプリントは頼んだぞ」と言われているよう。笑
RXとしてはとても良い展開なので、この周の心臓破りを集団先頭で380w(遅くないけど速くもない)で、前にジャンプしたい選手を戸惑わせるペーシングで登る。
おそらく前は7倍くらいで駆け上がってるはずなのでこのペースでもじわじわ差が開いていく。
ものの数kmで20秒に広がったので、あとは集団中程に下がって集団を観察し追走のチェックに徹する。
ところが、このあたりから脚が止まり始める。さっきの先頭380wも、普段なら息一つ荒げず踏めるパワーなのに股関節周りがアツく痛くなってしんどかった。
次の周のアップダウン区間でTRYCLEカンさん、名岐ベンド安富さんあたりが牽いている時に、体感450wに感じたパワーがメーター見たら350wだった時点で調子の悪さを察した。メーター壊れてるんじゃないかと思った。
ペースアップしていた先述の2名プラス数人がヌルッと抜け出していくのを見送るのみになってしまった。終わってみるとカンさんが3位。このグループをチェックできていれば僕は回らなくて良くてRX1-2-3だったと思うと、非常に悔やまれる。
その後、バルバ寺崎さんが心臓破りでかけていったときも、ダンシングで渾身の無酸素容量使って追いかけたがすぐに臀筋がいっぱいになってしまってつけず、やっぱり今日はダメだ、と悟る。
レース降りたいくらいの気分だったが、チームメイトでありクライアントでもある2人が僕にスプリントを託して前で脚を使っていることを思うと、そう簡単にやめられない。僕も今日の体調でできるだけやろうと奮起する。
結果的には集団に金魚のフンしてただけで、最終周の心臓破りで臀筋が耐えられないほどアツく痛くなり、遅れてゴール。
高岡さんと木村さんがワンツー。なんて日だ。
振り返り
僕個人としては完全にお通夜。調子が壊滅的に悪かった原因はいくつか考えつくけど、詳細は日記のほうで。
チームメイトのワンツーがなかったら不貞腐れて3日寝込みたいところだったが、2人がレース後「集団に大前がいるだけで心の余裕が生まれた」旨伝えてくれて、集団で澄まし顔で苦しんでいたことにも多少の意義はあったんじゃないかと思えた。
強いチームメイト、クライアントと仲間としてレースできるのは本当に恵まれている。あとは僕の体調次第で、1-2-3みたいな圧倒的な勝ち方ができるかもしれない。
次戦は木祖村2days。3週間何が悪かったのかしっかり見つめ直して、絶対に良いコンディションで臨む。
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