アイ ウィル

人の行き交う街の真ん中で
僕は強烈なひとりぼっちを感じた
楽しそうな若者の話し声も
きっと助けを求めれば話くらいは聞いてくれそうなおばさんも
僕のひとりぼっちを際立たせているだけだった

ああ昨日まで
世界は僕の手の中にあると思っていた
ああ今日は
すべてが僕につらく当たる
ああ明日は
せめて明日まではと歯をくいしばって
今日を生きた先にしか存在せぬのか
せめて明日までは
せめて明日までは

時の流れが僕を癒しても
一度くじけたこの胸は
もう二度と晴れ晴れしないだろう
昨日までの
輝きに溢れた世界はもう二度と
僕に帰ってこないだろう

イヤだ
イヤだなあ
愛しい人よ
どうにかどうにか
君だけが僕を救うことが出来る
なんとかなんとか
僕にもう一度
世界の素晴らしさを教えに
会いに来てくれないか
きっとあいつのように
気も回せぬけれど
茶くらい出すから
めいいっぱいの愛をあげるから
僕のすべてをかけるから

すべて終わって
本当にすべてが終わったあとに
君が帰ってくる場所で
待ってます

札幌発の劇団Road of座のブログです。主に代表で役者の大橋が更新しています。サポートよろしくお願いします!