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# 21 プラス1mgの効果

母の介護疲れが出て、なかなか書くことができなかった。
1ヶ月毎に、病院へ行き尿検査、血液検査を行い薬をもらってくる。
医師は、母に「調子はどう?」と聞く。
母は、「いいですよ。」
確かに、母の調子はよいのでしょう。
私は、『大変です。』と答えたい。
『夜は、まだよく起きます。トイレは、仕方ないとして、腹がえらい。胸が苦しい。背中が痒い。足がつる。ちょっと起こして。等々』
はげしい時には、7~8回起こされる。
わたしは、頭がおかしくなり、
『このくそばばあ、もう無理、施設に入れる。』等々口づさんでいる。
朝方は、よくねることがあるので、私も一緒に寝ている。
目が覚めると、昨晩の恨みは消えている。
母も、よく寝て、私を起こしていることは覚えていない。それだから、いいのであろう。
そんな老々介護が続いている。
医師が、『1mg夜寝る薬を増やして見よう。』と提案してくださった。
私も、同意し1mg増やしていただいた。
今日から、夜の眠りはどうなるか楽しみであった。
初日、トイレ3回起きただけでよく眠ってくれた。
やはり、1mgの効果はあった。これが、ずっと続いてくれたらよいのだが。

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