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ライカにサムレストは必要か

Leica M10-Pを構えるたびに、自分はこのカメラをうまく持てているのだろうか。カメラを支える右手とレンズを支える左手で力の入れ具合は良い塩梅だろうか。こんなことをよく考える。おそらくだが自分は右手側の力を入れる割合が大きい気がする。だからしっかりと持つためにカメラにはグリップなどの出っ張りが欲しくなる。だが自分が愛用しているLeica M10-Pは表面が見事にツルンとしており出っ張りの一つも存在しない。軽いレンズでも滑りそうになるというのに、ノクティルックスほどに重いレンズになると落下のリスクが高くなってしまう。幸いライカは公式でサムレストを発売してくれており、自分はこれを付けている。

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しかし、ふと、この持ち方は違うのではないかと思い始めてきた。なぜならTwitterにいる他のライカオーナーは、サムレストを使っていないのだ。自分は、サムレストあってこそLeica M10-Pは完成するくらい、強く必要性を感じているというのに。それでもズミクロンやズマロンを使っている間は特に問題無かった。ただ、ノクティルックスを購入してからは、このことは課題となった。なぜなら、前者二つのレンズは二重像でピント合わせが可能だが、後者は背面液晶か外付けEVF(ビソフレックス)を使わないとピント合わせが困難なのである。サムレストとビゾフレックスはどちらも”シュー“を使うので、どちらか一つを使うか選ぶことになる。持ちやすさを取ればサムレストだが、その代わりピント合わせではビゾフレックスではなく背面液晶を使うこととなる。一方でビソフレックスを選ぶとピント合わせはそれで可能だが、Leica M10-Pを持つ手が不安定になり落下リスクが高まる。こうなると、落下リスクを排除するためサムレストを付けて背面液晶でピント合わせをするのだが、改めて自分のライカの持ち方(右の親指を中心にカメラを支える持ち方)は正しいのか、という点を疑いたくなる。何が正解かよくわからないのだが、試しに左手のレンズを持つ側の手の力を割合を多くしてみると、重さを安定して支えられている気分になる。しばらくはこの持ち方を試しつつ、サムレストを引き続き装着して背面液晶で撮るつもりである。Leica M10-Pの安全性は勿論だが、何よりビソフレックスがブラックであり、Safariボディと色の調和がとれていないのだ。これは大きな課題だ。Safariボディの意匠の美しさがビソフレックスの装着によりスポイルされてしまうのである。これについては、ビゾフレックスをシルバーに塗れないかと考えている。

左手側の力を大きくした持ち方に慣れるまで、Leica M10-Pにサムレストを付けて写真を撮るつもりだ。そういった意味で、まだまだライカにはサムレストは必要というのが自分の意見だ。もしかしたら正しくカメラをもてているからサムレストなんて要らないという意見の読者の方もいるかもしれない。もし貴方がそうであるなら、カメラの持ち方についての持論でも良い、情報を共有してもらえると、自分だけではなくライカオーナー皆んなが助かるはずだ。

それでは、良き写活と良きnoteライフを。

日本にはチップ文化が無いのでサポートするって習慣は馴染まないけど、そんな中サポートしてくれる人は素敵だと思います😭