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理想の朝会はあるのか

おはようございます。ソフトウェアエンジニアを8年ほどやっているものです。今日は朝会に思っていることをつらつらと。

朝会、デイリースクラム、スタンドアップミーティング

ソフトウェアエンジニアしていると朝会をしている現場が結構あったりします。これは社訓などを言ったりする「朝礼」ではなく、自分のチームのみ5人くらいで、毎日朝集まってやるようなものです。

スクラムとかアジャイルに含まれるスプリント中にやるデイリースクラムも朝会と同じようなものかなと思います。週に1回とか、夕方にやる、とかでもなく、毎日朝にやります。立ったままやるものはスタンドアップミーティングなんか言われたりしています。

話すことはメンバー各自の毎日の進捗、チームに対する共有事項、みたいな確認です。

「昨日やったこと・今日やること・問題点」

よくある朝会でメンバーが話すこととして「昨日やったこと・今日やること・問題点」というのがあります。こうやってテンプレートがあるのはミーティングの流れとか話す内容を事前に考えやすいのはいいですが、個人的にはめっちゃ嫌でした。

正直気分が乗らずやる気が起きずにあまり進まなかったりしたとき、次の日の朝会で「あまり進んでいません…」と話すことになり苦痛です。
ここでマネージャーに「なぜ進まなかったんですか?」なんて言われたら「やる気がなかったので…」なんてことは言えず、他の理由を考えることになります。
そして、「今日やること」も話すので、それ以外のことができません。
ニュースなどでなんか面白そうな話題や技術を見てそれについて調べたり、はたまたチュートリアルをやったり、ツールやマクロで作業を改善したり、、、といったことがかなりやりにくくなります。
何故かというと次の日の朝会で「昨日やったこと」を話す必要があるので、「ちょっと気になってこの技術について調べてました。」と言ったら「なんで昨日やることをやらずにやっていたんですか?優先度はどうですか?」となります。
やるとしたらそのタスクを早めに終わらせて、終わっていない体でこっそりやるくらいでしょうか。

ツギコノチケットヤリマスネ

個人的にはこういう朝会は「監視されている」感が強く、ただただタスクをこなす機械に自分がなったかのように感じます。のびのび仕事することはできず、終わったら次のタスクを取るだけのマシンと化します。

上記の例は単純に心理的安全性が低いだけとも言えますが、このような朝会はただマネージャーへの進捗を報告するだけの場になりがちですし、マネージャーが安心する(進捗をコントロールしてる感を出す)だけのものじゃないでしょうか。
大きめのシステムや機能をリリースする前で炎上直前(あるいは炎上中)であれば、このような朝会はありだとは思います。
それ以外では必要なのか疑問です。

スクラム、アジャイル

基本的にスクラムやアジャイルでは上記のようなシステムは「良し」とされています。チーム全体でどれだけのタスクがあり、個々人でどれだけ進んでいるというのが共有されている。

ただここまでシステム化(ソフトウェア開発手法)されていると、働いている側は本当に自分は必要なのか?毎日毎日同じことの繰り返しじゃないか?と結構苛まれることになります。このあたりは最近ツイッターでも疑問がある人が多いように見えます。新しいことをやりにくい、と。

朝会から話がアジャイルとかスクラムの必要性に移ってきてしまいましたが、どうすればいいですかね。心理的安全性を高めるしかない、みたいな話なのでしょうか。メンバーそれぞれが自由すぎるとスクラムとは?となるような気もしますし。朝会の理想みたいなものはありますかね。

「朝会はマネジメントへのレポート会ではなく、メンバーへの報告会」という話を見たので、そこ意識して考えていこうかと思います。

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