あの時は確かに「今が1番新しい」と思っていた。

これを感じるのは音楽を聞いているときが1番多い。
今聴いてるこの曲は、今思い浮かべるあの曲じゃない。

好きな曲が変わったのだ。

それはよくあることだし、当たり前のことだから、受け入れることは簡単だ。
時間は進むものだから、新しい曲も増えていく。
時間は進むものだから、好きな曲も増えていく。

と思いきや、好きな曲は増えていくだけではなく、飽きて減っていくことだってある。

この『飽き』というのがクセモノで、このnoteを書くきっかけにもなっている。

あれだけ好きだった音楽も飽きの段階に入ってしまうと、再生する前に躊躇いがあったりする。再生しようか迷うことが増える。

あんなに聴いていたのに…

そう思ったとき、タイトルの言葉が頭に浮かんでくる。


最新の曲にハマって、テレビで見た近未来のようなテクノロジーに心躍らせ、新しいものにワクワクしていた、あの時間はもうとっくに終わっている。

あの頃ハマっていたあの曲はもうどこかへいった。
期待していたあのテクノロジーは、ほとんど進歩を見せず影を潜めていた。


1年前のことがひどく古めかしく感じる。
当時はあんなに新しかったのに。

今だってそう思ってる。


「今が1番新しい」


事実に寄り添ってみたけど、
この思いはきっとすぐに風化する。


ずっとこんなことを繰り返して生きていくんだろうか。


頼んだよ。
そう自分にお願いした。

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