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刀剣乱舞概念短歌集 その二

刀剣乱舞のイメソン短歌を集めました。
下記の形式で記載しています。

キャラ名(シチュエーションの時もあります)
短歌

歌人名/その短歌が載っている歌集タイトル
(歌集が手に入らない場合、その歌が読める本)

その一もありますが、二から読んでも大丈夫です。
青空文庫で読めるものはそのリンクを、購入できるものはそちらへのリンクを貼っています。


概念短歌

宗三左文字
束縛はすべて放たれ青空に会ひたき人を思ひ浮かべよ

篠原節子/百年の雪

三日月宗近
ほの暗い眼窩に月を嵌め込んでゆるされずともこの道を往け

榊原紘/悪友

村雲江
書架のあいを通路と呼べりこの夏はいづこへ至るためのくるしさ

川野芽生/Lilith

五月雨江
秋の雲「ふわ」と数えることにする 一ふわ二ふわ三ふわの雲

吉川宏志/曳舟
ここからはじめる短歌

加州清光
愛されているうなじ見せ薔薇をるこの安らぎをふいに蔑む

寺山修司/血と麦
寺山修司青春歌集

菊一文字則宗
白檀のけむりこなたへ絶えずあふるにくき扇をうばひぬるかな

与謝野晶子/みだれ髪

鶴丸国永
白鳥しらとりは哀しからずや空の青海のあをにも染まずただよふ

若山牧水/海の声
ここからはじめる短歌

時間遡行
川に逆らひ咲く曼珠沙華赤ければせつに地獄へ行きたし今日も

寺山修司/水田に死す
寺山修司青春歌集

解体
花束を花にほどいてそののちの千年あかるい心で生きる

服部真里子/遠くの敵や硝子を

概念俳句

桑名江
手をこぼれて土に達するまでの種

高浜虚子
現代の俳句

燃ゆる本能寺
向日葵や信長の首斬り落とす

角川春樹/信長の首
現代の俳句

鶴丸国永 静かの海
天国 ハライソは知る人ばかり曼珠沙華

角川源義/西行の日
現代の俳句

舞台刀剣乱舞とミュージカル刀剣乱舞を履修しているので、その要素が時々入っています。
菊一文字則宗と解体は行燈屋さんから頂きました。素敵な短歌 ご承諾頂きありがとうございます。

その一はこちら


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