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【音楽】私と奥華子

親や兄弟の影響で自然と聴いていたアーティスト、いつも車で流れていた曲、意識せずとも聴き続けている音楽…
誰しも原体験といえる音楽やアーティストがいるのではないだろうか。

私にとってのそれが、前記事のチャットモンチー。
そして、今回記事にする奥華子さんだ。

初めて好きになったアーティストである奥華子さんにまつわる思い出と 好きな楽曲の話を、今回も備忘録として綴っていく。

私的 奥華子40選

1 :木漏れ日の中で
2 :鳥と雲と青
3 :Rainy day
4 :めぐり逢う世界
5 :笑った数
6 :帰っておいで
7 :フェイク
8 :僕が生まれた街
9 :しあわせの鏡
10:涙の色
11:羽
12:愛されていたい
13:手紙
14:タイムカード
15:その手
16:君のためならできること
17:そんな風にしか言えないけど
18:白いハート
19:片想い
20:小さな星
21:楔
22:変わらないもの
23:Ta.La.La
24:やさしい花 (ピアノ弾き語り)
25:恋の天気予報
26:境界線
27:自由のカメ
28:DROP
29:元気でいてね
30:恋
31:魔法の人
32:太陽の下で
33:僕の知らない君
34:虹色の目
35:プレゼント
36:TAKOYAKI
37:リップクリーム
38:Wedding Dress
39:笑って笑って
40:Happy days

今回もまるふぉいセレクションの奥華子プレイリストを作ってみた。

正直今回は特に 絞るのに一苦労だった。一曲一曲に思い出がありすぎる…
ちなみにトップ3は『木漏れ日の中で』『その手』『Rainy day』。

比較的古い曲が多めなのは、古参の性ということで許してほしい。
あと、時かけでお馴染み『ガーネット』はみんなご存知だと思うので省いている。劇中歌『変わらないもの』は思い出があるので入れた。そこも許してー。
 

1.奥華子との出会い

華ちゃんとの出会いは約16年前、小学4年生の頃。
チャットモンチーの時と同様、兄の背中を追うように華ちゃんのことを知った。
 
兄が知るきっかけになった冠ラジオ番組『カメカメハウス』を 気づけば私も毎週聴くようになり、自然と華ちゃんの音楽に惹かれていた。

その優しい歌声と 綺麗なピアノの音色は、歌詞の意味がわからない小4の私にも深く届く素敵なものだった。
とにかく心地が良い。
 
その後弾き語りに憧れを抱いた私は、聴くだけに飽き足らず お小遣いで華ちゃんの楽譜を仕入れては弾くようになった。
元々ピアノの練習があまり好きじゃなかった私にとってうってつけの息抜きだった。

 
ちなみに初めて生で華ちゃんの歌を聞いたのは、6thシングル『手紙』の発売イベントの時。商業施設の一角で行われたライブだった。
CDで聴く以上に透き通る歌声にとても感動したのを今でも覚えている。

ライブ後のサイン会で、初めてのご対面。
極度の緊張で全然喋れない私に優しく話かけてくれる華ちゃんは 本当に女神様のようで…
当時の客層的に小5女子は珍しかったのか喜んでくれていて、こっちも嬉しくなった。
 

2.失恋ソングの女王が書く "幸せな曲"

・木漏れ日の中で
・その手
・しあわせの鏡

奥華子さんといえば、失恋ソングの女王 というイメージが強いかと思う。
 
しかし私は、華ちゃんが書く幸せな曲こそ魅力的だと思っている。
失恋の心理描写が綺麗ということは、幸せの表現も上手ということ(持論)。

 
今ある幸せが当たり前ではないということを噛み締められる曲『その手』。
行き過ぎた恋の絶頂とかでなく、普遍的な幸せの感情を丁寧に言語化したような歌詞。
心が荒んでいる時に聴くと人に優しくなれる。

逆に『しあわせの鏡』は幸せ絶頂のウェディングソング。
絶対に自分の結婚式で流すと 小学生の頃から決めている。(予定はない)

そして、私がダントツ好きな曲は『木漏れ日の中で』。
歌詞、ピアノの音色、メロディー全てから ぽかぽかと暖かみを感じるような曲調がたまらなく好き。

あなたが歩いていく足元には
いつも花が咲くように
いつまでも
枯れないように折れないように
水をあげ続けるよ 

なんて素敵な歌詞なんだ…

華ちゃんの歌詞の好きなところの一つとして、難しい言葉や言い回しではなく シンプルな比喩を使っているという点がある。
癖のない透き通った歌声にぴったりだから。この歌詞はまさにそれだ。
 

3.やっぱり失恋ソング

・Rainy day
・涙の色
・楔
・DROP

といいつつも、やっぱり奥華子さんの失恋ソングは切なくて美しくて素敵。
 
失恋ソングと一括りにいっても様々。
私は、幸せだった記憶は愛おしいままで だからこそ苦しい、という表現の曲が特に好き。
相手を否定したくなるような失恋の時すらも、結局は幸せな日々が前提にあるということを思い出させてくれる。
 

路上時代 雨が降った日だけ歌われていた『Rainy day』は、9thアルバム『遥か遠くに見えていた今日』でファン待望の音源化。
私が一番好きな失恋ソング。

愛される事があんなに素敵な日々で
かけがえの無い時間(とき)だと君が教えてくれた
だから今の僕には何一つ思い出に出来ない
君が溢れる水溜りに溺れていたいんだ

こちらなんと、華ちゃんの曲では珍しい 男性目線の失恋ソング。
失恋したての男性必聴。もちろん女性も必聴。

雨がしとしと降っている雰囲気がピアノで表現されているところが好きなので、私は正直初期の弾き語りバージョンが一番好き(TIME NOTEのコンサートDVDで見れます。マジでオススメ。)
 

そして二番目に好きな失恋ソング『涙の色』。
誰もが共感できるであろう本当にシンプルな歌詞と切ないメロディ。ポロポロ流れる涙のようなキーボードの音。
結局私は弾き語りの失恋ソングが好きなのだ。華ちゃんがピアノで表現をする世界観が好き。

あと、『Rainy day』と『涙の色』実はアンサーソングなんじゃないか説を勝手に妄想している。
歌詞を見比べてみると感じるかも?
 

4.思い出の曲

・自由のカメ
・魔法の人
・変わらないもの

カメカメハウスで毎週流れていた『自由のカメ』は、華ちゃんを好きになった当初から体に刻み込まれている思い出の曲。
 
そして自由のカメといえば、コンサートやイベントの時にみんなで歌うのが恒例行事!
あの時間が本当に大好き!
 
どんなに現実でつらいことがあっても、ダメダメな自分が嫌になっても、あの瞬間は自分のことを少し認められる。
一人じゃないんだなーと思ったら幸せすぎて涙が出てくる。
 

『魔法の人』は 華ちゃんを教えてくれた兄の結婚式で、エンドロールムービーの曲として使われていた。
歌詞に沿って映像が当て込まれている部分があったのが凄く嬉しかった(職業柄 結婚式の映像事情をよく知っているので余計に)。
 
しばらく兄と華ちゃんの話をする機会がなかったが、私同様そちらもそちらで奥華子の音楽と共に生きていたんだね、と なんだか照れた。

あと、時をかける少女の劇中歌として有名な『変わらないもの』。
親友の結婚式で任されたスピーチの際、話始めようとしたその瞬間 この曲が流れてきた。
私のことをよく知っている親友だからこその選曲に、恥ずかしながら話す前から泣いてしまった。
 

5.寄り添ってくれる曲 

・僕が生まれた街
・帰っておいで
・Ta.La.La

『僕が生まれた街』と『帰っておいで』は、社会人になって一人暮らしを始めた当初 寂しくて毎日のように聴いていた。
当時の私にとって地元の存在が何よりも大事だったので、この曲の歌詞に縋っていた部分がある。
故郷や実家が恋しくなった時はこの2曲がオススメ。

今でも本当にしんどい時に『帰っておいで』を聴くと えんえん泣いてしまったりする。
つい何ヶ月か前に 仕事で初めて顛末書レベルのミスをしてしまった時、この曲を聴いて死ぬほど泣いた。
さすがにこの歳になると家族に泣きついたりはしないが、やっぱり無意識に心の拠り所にしてるんだと思った。

『Ta.La.La』には大好きな歌詞がある。

始めからうまくいったら
頑張るなんて言葉はいらない

シンプル。シンプルイズベスト。
当たり前だけど実は気づいていない事だと思う。
また一から頑張ろう、と思える一曲。
 

6.番外編『奇跡のぬくもり』 

奥華子さんのラジオ番組 カメカメハウスで、リスナーから歌詞を募って一曲作るコーナーがあった。
その名も "カメカメスタジオ" 。

カメカメスタジオで出来上がった『奇跡のぬくもり』という曲で、実は私の歌詞を採用してもらえた。
「いつか願っていた幸せが、今はすぐ隣にいる」という二番のサビ前の一節。

他の部分はきっと 色んな経験をしていた大人の方々が考えた歌詞だと思うが、この一節だけは 小学6年生が両想いの男の子のことを想って考えた歌詞だった。
我ながらマセガキ。

とっても嬉しくて最高の思い出だけど、恥ずかしくて未だに兄に自慢出来ていない。
 

7.まとめ

今までの15年、いつも私の人生に寄り添ってくれていたのが華ちゃんの音楽だった。
これからもお世話になり続けることだろう。

女性シンガーソングライターの恋愛曲は偏見を持たれがちだが、抵抗のある人にもこれを機にぜひ聴いてみてほしい。
意外にもその世界は深い。

ちなみに現在 奥華子さんは休養中。
ゆっくり休んで、元気になって戻ってきてくれることを切に祈っております。
華ちゃん大好き!!届けー!
 


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