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「その言葉」を言うべき者

皆様(特に20代の方)におかれましては、よろしければぜひこちらのポストや引用を100回声に出して読まれてみることをオススメします。

それでも「うーん!なんとなくわかる気がするんだけど、なんか引っかからん」って方はノートと鉛筆を手元に用意して理解できるまでそのまま書き写してみることをオススメします。

私自身、よく理解と咀嚼が追いつかない時に行っている方法です。私の普段のコンテンツの咀嚼が合っているかどうかはわかりませんが、皆様理解のの一助になる方法となれば…

自己重要感への渇望によって他者を貶める事しか頭になくなり、醜悪化していく悲しきモンスター、私のことですね。

これに関しては以前からずっと書きたいと思ってました。

皆様の伝えたいことを上手く捉えて書けるかはわかりませんが、今回まとめてみます。

自分を卑下することで自己防衛する人たち

自己重要感の低い人の特徴でだいたい当てはまるのが、非常に悲観的な性格です。

こうしてみたらいいのに、みたいなことをどれだけ話しても「でもどうせ僕/私なんて…」と言われます。ほぼ確実に言われます。

そして「行動しない自分」を正当化し、失敗して惨めに落ちぶれていく自分を過大に妄想し、恐れ、逃れたことに安堵しながら行動するのをやめてしまうのです。

「嫌われる勇気」という本でも書かれていますが「行動しない、自分は何もできないということを自分自身が決めた」ことにより起こります。

いいんですよね。それは。本当にいいんです。
自分の大切なものを守るため。素敵じゃないですか。自分を守れたらいいじゃないですか。

ただ、問題を複雑化させるものがあります。
それが「他者からの自分への評価」です。

彼らが何よりも大切にしているもの

自己重要感の低い人に1番やってはいけないことは、その人にとっての価値を下げる(と認識させてしまう)言葉です。

「僕/私なんて…」という人に「そうだね、君には無理だよ!」なんて言ってしまった日には血相を変えてあなたに攻撃し始めます。

なぜか。

「他者が大切にしてくれる自分」という軸でなんとかグラグラの自分を支えてもらってるという認識なのに、その手を離されたら「自分には何も無くなってしまう」という恐怖が人をそうさせるのです。

何もできずに悲しい、悔しいと思いながら何もしない自分のことを「そうだね、君は何も悪くないよ。悪いのは周りの社会や世界だよ」とヨシヨシしてもらうことが彼らが求めるすべてです。


ですが、そんな自分が大切にされ続けることって基本あり得ません。

ご経験ある方もいらっしゃるかと思いますが、そんな人間が周りに居続けたら普通に病みます。

病みたくないから、離れていきます。

ただものすごくメンタル強者か自分も傷つくことを覚悟して寄り添ってくれる人か、なんも考えてない人が世の中にはいます。

ちなみにそんな超人達は出会う可能性は低いですが必ずエンカウントします。

なぜなら自分をヨシヨシしてくれる人を探す過程で様々な人間に出会い、その中に上記の方が入り混じってくるからです。

彼らに「ヨシヨシしてくれ」なんて甘い言葉は通じません。

めちゃくちゃ優しくていい人は「甘えんな自分の人生だろなんとかしろ、一緒に走ってやるから」と動いてくれます。これは傷つくことを覚悟してる方ですね。

他の人にあたると、「知らねーよwwwえ、てかなんでそんな思考になんの?マジで意味わかんないんだけどwwwねぇ、教えてwww」くらいのリアクションをナチュラルにかまされることになります。

あとは「テメーでなんとかしろよ、俺は知らん!」タイプです。これはある意味ではラッキーですが、別の意味では悲劇です。

前者に出会えた方はその時点で超ラッキーです。
その方に出会えた幸運を噛み締めてください。

さらに、その出会いを自分の糧として自分の人生をより良きものにしていく勇気と覚悟を取り戻せた方は、その経験と気持ちを何より大切にしてください。一生の宝物です。

しかし悲しいかな、すべての人がそうはならないのが悲しい現実です。

今まで離れていった方たちと同様に「なんなんあいつ!マジでクソなんだけど!」と相手を卑下し始めます。

1番最悪なのは「自分が言われたことについてちょっと理解できるけど受け入れたくない」類の方です。

なぜか。

同じ悩みを持って、行動し始める人間を見下して攻撃し始めるからです。

自分を相対評価し始める人たち

ここまで説明してきた人たちの中には、自分の苦しみや向き合うツラさを乗り越えて立ち上がる人たちが一定数います。

立ち上がった人たちのパワーは凄まじいもので「必ず自分を取り戻すぞ!」と頑張るのですが、それが面白くない前述の人たちのパワーもまた同じくらい凄まじいのです。

ですからそうした人たちに対して「自分だって本気出せば出来る」「あいつはどうせ大したことできないんだから頑張っても無駄」なんてことを考えたり言い始めたりします。

1番タチが悪いのは「自分がそんな醜悪な思想や感情に侵されていることに気づいてない」タイプですね。

言われている側もバカじゃないので気づいていますが、相手にするのもバカらしいというか、そんな時間すら惜しんで自分を取り戻すことにパワーを注ぎます。

ですがめちゃくちゃバカにしてるので「相手は自分に見下されているウケる」という間違った自己肯定感だけを大事に大事に胸に抱えて生き続けていきます。

そしてループしますが、どんどん人が離れていきます。
人は基本頑張っている人に惹かれていく傾向があります。(これも良し悪しで、自分も一緒に頑張るという人と頑張っている人についていっておこぼれをもらおうとするのと様々ですが…)

どんどん人がいなくなっていった結果また新しい関係を求めて…今の場所ではそんな人は必然いなくなるので、移動してまた居場所を求めにいくのです。

そんな姿勢で新しい居場所に行って、その場所でめちゃくちゃ活躍してる!という話を見聞きしたことは、私にとっては今の所まったくありません。

耳の痛い言葉の数々に蓋をして、逃げなかった人たちの行動に対して「どうせやっても無駄」と思い込むことで自分を正当化し、最終的には「こんな自分を評価しないこいつら/この場所がおかしいんだ」と感じてまた別の場所で同じことを繰り返してしまう。

承認欲求にまみれ自己重要感にしがみつこうとする人たちの生態ってこんなもんです。

私のことだから、よくわかるのです。

どうやったら自分を大切に出来るの?

ではどうやったら自分を大切にして過ごしていくことが出来るのか。

めちゃくちゃ簡単です。「自分のことを大好きだ」と言えばいいだけです。

悩んでいる人は家の中でもどこでもいいから10回この言葉を唱えてください。

その言葉はほんの少しずつではありますが、あなたの心を満たしていきます。

前向きになったあなたの心はやがて行動することを促していきます。行動さえすれば少しずつ結果が出てきます。

結果が出てきた時が肝です。

「自分だから出来た」ことと捉えてください。
これを誰でもできたこと、誰かならもっと良くできたとは決して思わないでください。

あなただからこそ訪れた結果なのです。

人間スペック的には大して差はないと言われていますが、誰しも得手不得手が必ずあります。

あなたが手に入れた結果は「あなただから」手に入った結果ということを必ず忘れないでください。

そういうふうに言われても自分という人間は大したことないとか自分なんてと思うかもしれません。

残念ながら、その通りです。
そう思っているうちのあなたはそういう風であると言わざるを得ません。

ですがそんなことはどうだっていいのです。

そこから自分を変える方法はいくらでもあります。

まずは自分を認めてあげるしかないのです。

私が絶頂期に自分を見失っていた頃、あるお客様に言われたことがあります。

「自分自身で成し遂げたものがないか、もしくはそういう風に思い込んでいるな。目は泳いでいるし声は震えている。挙動も落ち着かない。自分を上手く取り繕うと必死だしそう考えていることもバレバレだ。」

「演技しようとするのはいいがもっと堂々としなければいかん。自信があるように見せなければいかん。お前にはそれが何一つないな。」

そう言われたお客様の元から私の足はどんどん離れていきました。

直接のお取引がないお客様でしたので別にそれが悪いことでもなんでもありません。ただ、言われた言葉から逃げているようで自分の心の中にはずっとわだかまりがありました。

ですがようやく私は自分を取り戻すことができました。残念ながら私の異動が決まってしまいそのお客様とお会いすることが最後になってしまいましたが、ご挨拶に行くことにしました。

「お前…ずいぶん顔つきも表情も変わったな。もう目も泳いでいないし自信に溢れている。
俺に言われた自分を受け入れて変わろうとしたんだな。」

そう評価していただくことができました。

そのお客様は結果2回だけ会ったことのある方です。ですがどんな人生を歩んできたのか、凄みや迫力はとてもある方でした。

そんな方から「お前はもうどこ行っても何しても成功するはずだ。いろんな人間を見てきた俺だからわかる。保証する。」と言われました。

2回だけ会った方から言われた言葉。

あなたならどう捉えるかわかりませんが、その言葉は私にとって今でも誇りです。

それ以降の私には、私をヨシヨシするためではなく、私が何かを成すための行動を、誰かを大切にするための私の行動を尊重し、一緒に歩んでくれる仲間がたくさん現れてくれました。

何もない自分を、腫れ物を触るかのようにヨシヨシする人たちが周りに多い人生。

何もない自分を受け入れて、どうにかするために力を貸してくれる人で溢れている人生。

どちらがあなたにとっていい人生なのかを、一度立ち止まって考えてみられてはいかがでしょうか。

気づけたら、動いてみようと思えたら、よかったら言って動いてみてください。

「自分のことが大好きだ」と。


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