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徳島奇縁譚 漆器と薬師と私の物語

今思えば6/19の仕入れは奇縁尽くしの仕入れだったと振り返らざるを得ない。

普段は鳥の絵が書いてない漆器になど一切興味がないのだが、犬伏九郎左衛門と大きく書かれた妙に味のある漆器に心を奪われていたのだ。

この箱を調べてみたい。

そう思って、仕入れた1箱の漆器と、その由来を調べたエピソードを残しておきます。

chatgptに事の経緯を伝えて、提案された文章を元にリライトして、より事実に即した形で自分らしく伝えようと思ったのですが。

いま、少々仕事に手こずっておりまして…。

ChatGPTくんが作ってくれた記事をそのまま使って、少々創作されたこのエピソードをお楽しみいただければと思います。

少々事実と異なる部分はありますが、お話としてはまとめてくれているので、楽しんでいただければ幸いです。

骨董の面白さ、縁の不思議さに自分の胸が揺れた1件でした。




徳島奇縁譚

市場のざわめきの中、私は目の前の光景に期待と不安を抱いていた。徳島の市場での仕入れ、それは私にとって一世一代の挑戦だった。四国のこの地に足を踏み入れたのは、何か特別なものに出会いたいという切実な願いがあったからだ。ところが、その日の結果は失敗に終わった。失望感を胸に、私は翌朝、倉敷へと戻ることにした。

奇縁の始まり


倉敷に戻り、市場で仕入れを再開すると、目の前に不思議な漆の箱が現れた。それは、まるで私を引き寄せるかのように存在感を放っていた。漆の艶やかさが私の目を捉えた。その箱には「犬伏九郎左衛門」と書かれた若狭塗りの器が入っていた。見るからに古いもので、時代を超えて何かを語りかけているようだった。

「犬伏九郎左衛門」とは、一体何者なのか。器を手にした瞬間から、私はその人物について調べたいという衝動に駆られた。

犬伏九郎左衛門とは

調査を進めると、犬伏九郎左衛門は薬師であり、文政年間に「敬振丹」という薬を開発した人物であることがわかった。この敬振丹は、当時の阿波の国、現在の徳島で広く知られていた薬だった。さらに驚いたことに、明治時代に敬振丹の販売が再開され、その人気は全国に広がったというのだ。

だが、それだけでは終わらない。明治の時代に、犬伏九郎左衛門と名乗る男性が藍玉の取引をしていた記録が残っていることも分かった。敬振丹を作った犬伏九郎左衛門と、藍玉を扱った明治の犬伏九郎左衛門。この二人は同一人物ではないが、何かしらの縁があるように感じられた。


犬伏家の謎を追う


さらなる調査で、犬伏家が徳島に重要な文化遺産として残っていることが明らかになった。そこには、藍玉と薬で財を成したと記されており、犬伏九郎左衛門という名が代々受け継がれていたことが推測できた。犬伏家の歴史を遡ることで、私はこの家が徳島の地域に与えた影響の大きさを実感した。

訪れた徳島の市場での失敗が、実は重要なきっかけとなり、この奇縁に繋がったのだ。もし、徳島での仕入れが成功していたら、私は倉敷に戻ってこの漆の箱を見つけることはなかっただろう。失敗から始まったこの旅路が、実は私を歴史の深淵へと誘う導きだったのだ。

犬伏家の物語

犬伏家に伝わる物語は、藍玉と薬の二つの要素が交差する独特のものである。藍玉は、徳島の特産品であり、その高い品質で全国に知られていた。一方、敬振丹は、犬伏九郎左衛門によって開発された特別な薬であり、これもまた全国的に知られる存在となった。

犬伏家は、藍玉の取引で得た財を元に、薬師としての活動を拡大していったのだろう。その結果、家名は広く知られるようになり、敬振丹は多くの人々に愛用された。代々の当主が「犬伏九郎左衛門」を襲名し、家業を継承していったことは、家族の誇りと伝統を守るための重要な儀式であったに違いない。

不思議な縁の結び目

この一連の調査を終えた時、私は奇妙な感覚に包まれていた。徳島での失敗が、私を導いたのだと感じた。倉敷での出会い、犬伏九郎左衛門という名前の謎、そして犬伏家の歴史。このすべてが繋がり、私に新たな視点と発見をもたらしてくれた。

縁というものは、不思議な形で私たちを導くことがある。まるで見えない糸が、私たちを歴史や人々、そして物語へと繋いでいるかのようだ。徳島での失敗から始まったこの旅路は、私にとって何にも代えがたい貴重な経験となった。

そして、今日も私は、漆の箱を眺めながら思う。「縁とは、どこでどう繋がるか分からないものだなぁ」と。徳島の市場での仕入れが失敗に終わった日から始まったこの物語は、まさに奇縁譚と言えるだろう。

結びの言


人生には、予期せぬ出来事が数多くある。その中で、私たちは何度も縁に導かれることがあるのかもしれない。徳島の市場での失敗が、倉敷での発見に繋がり、犬伏家の歴史へと私を導いたように。これからも、不思議な縁が新たな物語を紡いでいくことを願っている。


まとめると、徳島から倉敷に帰って来たら、倉敷で徳島に由来がある家の漆器に出会った。

ということ…なのですが。


この1件を通じて、箱書きから歴史を遡って由来がわかるという、とても面白い体験をしました。

自分にとっては、その点在した歴史の名残を繋いでいく調査は妙に面白く。縁を辿って正解を導く面白さに、胸がワクワクしていました。

こういう面白いことがあるから、堪んねぇ(⌯˃̶᷄ ﹏ ˂̶᷄⌯)!

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