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U24日本vsU24ガーナ~2日前とは別チームになった日本~[親善試合]

U24日本代表とU24ガーナ代表の親善試合は6-0で日本代表が勝利しました。ガーナはメンバーを落としていたらしく、完成度も高くはなかったのですが、それでも日本は攻守においてガーナを圧倒する試合を見せてくれました。この試合の2日前のA代表との試合の時とはまるで別のチームとなっていました。

この記事ではガーナの問題点を突いた久保と堂安の働き日本の守備の狙いと形について解説していきます。ぜひ最後までご覧ください!

試合概要

メンバー

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得点
日本
 16'(1-0)堂安 律
 32'(2-0)久保建英
 45'(3-0)オウンゴール
 48'(4-0)相馬 勇紀
 56'(5-0)上田 綺世
 89'(6-0)三笘 薫

1.ガーナの問題点を突く久保堂安

この試合では日本の2列目の選手が相手のライン間をとる場面が何度もありました。特にトップ下久保(11)と右SH堂安(10)がガーナの4-4-2の守備ブロックの左SB、左CB、左SH、左のボランチの間をとり、そこにCB吉田(22)から縦パスが入る場面が目立ちました。

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ガーナがこのエリアに縦パスを何度も通された原因は左SHの選手の守備意識にあります。ガーナの左SHは日本の右SB酒井に対する守備の意識を強く持っていました。そのため、左のボランチと左SHの選手間の距離が空いてしまい、縦パスを簡単に通されてしまいました。日本の4点目もこの守備意識によって選手間の距離が開空き、ライン間の堂安に縦パスを通されたところからうまれました。この守備意識を修正できなかったのがこの試合のガーナの問題点でした。

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2.日本の守備の狙いと形

この試合の日本の守備はボールを奪われたらすぐにプレスをかける即時奪回が狙いにありました。この守備によってガーナにロングボールを蹴らせて、中盤で回収することで試合を支配できました。

また、一度守備ブロックをセットしてからプレスをかける場面ではボランチの2人がたて関係になる形をとりました。
相手のCBに対して上田(26)と久保(11)でプレスをかけてパスコースを限定します。そうすることで後方の選手は前に出ていきやすくなります。ガーナのボランチに対してパスが出たときは日本のボランチが前に出てプレスをかけます。このときボランチ2人ともが前に出ることは少なく、1人が前に出て1人が後方でカバーする形をとりました。2人とも前に出ると日本のCBの前にスペースができ、そのスペースで相手のFWに起点を作られてしまいます。たて関係になることでスペースを消しつつ、前線からプレスをかけてボールを奪い切る形をとることができました。

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この試合のハイライトはこちらから↓

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