見出し画像

日本vsミャンマー~最高の前半、からの改悪~[W杯アジア2次予選第6節]

W杯アジア2次予選の日本対ミャンマーの一戦は日本が大量10ゴールを決めて勝利しました。

前半の日本は戦術的に見ても素晴らしい内容でした。ですが、後半の途中から選手を交代して試した4-3-3のシステムは機能していませんでした。

この記事では前半の日本の攻撃がスムーズにいった要因4-3-3が機能しなかった原因について解説していきます。ぜひ最後までご覧ください!

試合概要

メンバー

画像1

得点
 長すぎるので省略(笑)!!

1.適切な2次配置

この試合の日本のスタメンは森保さんにしては珍しく選手の2次配置が噛み合った人選となっていました。左サイドはSB長友が高い位置でサイドで幅をとり、SH南野が中に絞る2次配置となっていました。右サイドはSB酒井が低い位置でバランスをとり、SH伊東がサイドで幅をとる2次配置でした。どちらも全体でバランスよく選手が配置され、それぞれが得意な位置でプレーできるスタメン構成となっていました。(下の画像)

画像2

この2次配置で長友(5)が高い位置をとることで相手のSHが引きつけられます。そうすることで長友の後ろにスペースができ、そのスペースにボランチの守田(7)が降りてきてビルドアップに参加していました。(下の画像)

画像3

守田が長友の後ろのスペースを使うことで相手の守備ブロックに対して角度をつけることができます。角度をつけるとライン間にいる選手に斜めのパスを通しやすくなります。(下の画像)この試合では日本がディフェンスラインから斜めのパスを通す場面が何度も見られました。

画像4

また、2次配置によりハーフスペースにポジションをとった南野(10)と鎌田(9)は相手の中盤3枚の中間ポジション(アンカー脇のスペース)でパスを受けることができていました。ここでボールを持つことでライン間で前を向くことができるため、相手の守備ブロックを崩しやすくなります。先制点もこの形からうまれました。(下の画像、日本の先制点)

画像5

2.機能しなかった4-3-3

日本は後半17分に守田を原口に交代してフォーメーションを下の画像の様な4-3-3に変更しました。ですが、ここまでの4-2-3-1とは対照的に4-3-3は機能しているとは言えませんでした。

画像6

この4-3-3では前線に3トップと2IHの5人が5レーンに並びます。そのため両SBは高い位置をとりづらくなります。この時の両SB長友と室屋は高い位置でのプレーを得意とする選手であるため、低い位置では2人の良さは出ません。だからといってSBが高い位置をとると中盤が渋滞するため、前半のようなスムーズな攻撃や連携は難しくなります。今回の相手のミャンマーはレベルの高い相手とは言えないため、4-3-3に変更した後も4ゴールを奪いました。しかし、レベルの高いチームとの試合ではこのシステムは通用しないと思います。

前半の試合内容で期待させておいて、結局はいつも通りの森保さんでした。

この試合のハイライトはこちらから↓

最後までご覧いただきありがとうございました。このようなサッカーの記事を書いていますので気に入っていただければnoteとtwitterの方のフォローもぜひよろしくお願いします!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?