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(ライフ)ワーママの夏休みはリアルにサバゲー。

おはようございます。

ワーママにとっての子供の夏休みがサバゲーすぎる話です。日本の小学校は1ヶ月くらいのお休みのところ、インターの学生はなんと2ヶ月半も夏休みがあります。

下手したら、1学期に習ったことを全部さっぱり忘れるレベルの夏休みの長さです。

全く親は楽しめないリアルライフ・サバゲーなのですが、インターで子供を育てながら、どうこれまで夏休みを乗り切ってきたかについてまとめて書きたいと思います。




前半は区立小学校に「体験入学」


子供によって6月中旬から7月中旬までの過ごし方が色々だったのですが、基本は都内でダブルスクールが一般的には認められていないことから、地方(地元)の小学校に1ヶ月程度、体験入学させてもらっていました。

これまで、あちこち3つの地方の小学校に体験入学させてもらっています。

インターと公立両方に行くことができないのに、途中からインターに行った場合は、小中は義務教育なので途中から離脱することもできないそうです。

なので、公立学校にまだ子供は在籍していますが、席はありません。「体験入学」という裏技は、都内ではインター生は基本的に使えません

外国人国籍があるとできるところもあります。

まあ、なんというか、意味不明です。

学校教育法も読みましたが、法に載っていない大部分のインターは義務教育と認められないから、親として義務教育を放棄しているから、だそうです。

都の教育委員会とも何度も話しましたが、議論は平行線でした。

一方、大体の地方の学校は、夏休みが始まる前、6月中旬から7月中旬の1ヶ月程度であれば教育委員会や市役所に言えば受け入れてもらえます。

海外に住んでいる頃は、比較的すんなり体験入学できましたが、日本のインター生になると受け入れOKなところと、そうではないところで分かれます。

地方の自治体次第、といったところですので、検討している方は直接問い合わせしてみてください。

地方在住の親にその間預かってもらって、登園などの面倒を見てもらったり、近場であれば自分たちで送迎したり、パターンもいろいろです。

むしろ、子供の年齢に合わせて、毎年カスタムしないと対応できない夏休みというサバゲー。

途中でインターに入れた子供は公立小学校に籍もあるのに、夏休み1ヶ月の登校すら許さない都内小学校の方針は、心から疑問です。

学校の受け入れ側の問題かもしれませんが、そもそもインター生は麻布などのエリアを除いて、母数が少ないですし、例外的になぜか都内でダブルスクールを認められているインター生徒もいるので、かなり理解に苦しみます。

校長の方針次第で何とでもなっているのです。

私は義務教育も同時に受けさせたいのですが、国によって受けさせてもらえていないのです。

これってなぜなのでしょうね?

学校の6月サマースクールには通わせられない理由


ちなみに、我が家は小学校の夏休みに被らずに、家族で6月半ばから旅行にいけることを唯一のインター生のメリットに感じているため(6月は梅雨もあり、観光地のホテルなどが安い)、旅行の期間にかぶってしまうため、6月半ばからすぐに始まるサマースクールには通わせられていません。

多くのインター生はサマースクールがあるため、実質公立小学校と同じ夏休み期間できていると思います。

私は、この夏休み旅行の利点を生かしきれないこと、また、すでにかなり高い学費に加えて、夏も追加で数十万を払うことに、抵抗があります。

旅行から帰って来た6月中旬から7月中旬までの間の期間が空白になってしまうのです。

なので、普通よりサバイバル生活になってしまうのですよね・・・。

そういう苦難の道に進んでいくのがスタイルになってしまっています。自業自得と言われたらそれまでですが。

高学年になったら前半は海外


高学年になってきた段階で、体験入学も嫌がるため、友人のアメリカ人の家で単身ホームステイをさせてもらうようになりました。

本来的にはインター生は実家の海外に帰る時間ですので、それを友人に請け負ってもらったようなイメージです。

かれこれ6年以上は、夏の間、1ヶ月以上、滞在させてもらっています。

最初は親の私たちもついて行っていましたが、JALやANAの「アシスタントサービス」が12歳まではあるので、それでコロナの間も子供は単身でアメリカに行っていました。飛行機の中でも面倒を見てくれたので何も心配はありませんでした。13歳以降は一人でも平気で飛行機に乗っています。

海外で出会った夫婦で家族ぐるみの長い付き合いなのですが、ほぼ無償で快くホームステイを引き受けてくれており、持つべきものは頼りになる友人!と本当に感謝しています。

おそらく、高校までは同じようなパターンでホームステイさせてもらう予定です。出費は飛行機代とお土産代です(30−40万円)


後半はひたすら学童やキャンプ


7月中旬からは、いろいろなパターンがあります。

日本の小学校が夏休みになった段階で、午前から生徒がくる、学童クラブに朝から行かせるか、もしくは長期・短期のサマーキャンプに入れるか。

学童クラブはそれはそれで擬似小学校体験なので、小学校中学年くらいまでは必須だと思います。高学年になると受験で生徒が減るので、なかなか行きたがらないこともあります。メインは3−4年生でしょうか。

最近だとウェブで注文すれば、学童でお弁当も出るので、とても助かっています。

それか、民間のサマースクール(一週間あたり、6−10万円コース)に通わせるか。30−40万くらいの出費を覚悟しなければなりません。

インター生を夏休みまで英語漬けにする必要はないので、これは最後の手段だと思っています。送迎も日中で、ワーママには金銭的にも時間的にも大変なオプションです。(少なくとも下級ワーママで親族ヘルプがないと無理)

あとは、地方に親が住んでいる場合は、2−3週間、子供に単身で帰省させるのもありだと思います。


学童クラブは「使える」のか?


先ほど出てきた学童クラブという公的サービス。

インター生でもこちらは使うことができ、月5000円未満で通わせられる素晴らしいサービスなので、ワーママの強い見方なのですが、やはり小学校が夏休みになる前にインター生が一人で午前中から利用、というのはハードルが高いです。

対応してくれる場合と、午前はスタッフがいないので、午後から来てくださいと言われるパターンがあります。ウェブで注文するお弁当提供も小学校が夏休みにならないと始まりません。

やはり、夏休みには命綱でありながら、通わせられるのは3−4年生、頑張って5年生くらいまでかな?と思います。

周りが受験をする、もしくは家で一人で過ごせるようになるので学童クラブに通う子自体が少なくなってきます。

そうすると、自然とインターのGrade 5(小学校6年生)以降くらいは民間の有料サマースクールがメインになります。

インターに通わせる場合には、こういった夏休み期間の費用も学費に加えて考慮しなければなりません。留学させて、有料民間サマースクールに入れたりしていて、複数人子供がいた場合、下手したら100万円程度の費用がかかります。

こちらの記事でも書きましたが、親族ヘルプがない悲しい下級ワーママだと、こういう綱渡りのサバイバルな状況になってしまいます。

それでも、あまりイケてない日本の小学校の教育にフルで賭けるつもりはないので、こう行った選択肢をあえてとっています。

ある意味、「自業自得」なのですが、All or Nothingな塩対応の日本政府・教育委員会への不信感は強まり、私が税金が安い海外脱出を夢みる大きな原因になっています。

毎年サマースクールの内容も変わるので、リサーチ、スケジュール構成など、かなり毎年、夏はぐったり疲れます。

新学期が9月に始まると、安堵から、よく眠れるようになります。


ということで、インター生の夏休みの過ごし方でした。

早く今年も9月にならないかな・・・

と切望しているサバゲー真っ最中のワーママです。


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