#14 定量的&定性的なビジネスの強み

情報化社会になり、情報量の量が増えたわけではなく、情報を定量的に示す手段や伝達方法が増えたのだと認識している。

例1.アップルウォッチによって人々の歩数や心拍数といった情報は以前も存在していたが、それが測定され、多いか少ないかを比べる手段が増えた。
例2. Twitter、インスタのフォロワー数でその人の発言力が定量的にわかるようになった。
など消費者は何がよくて、何が悪いかを、数値を見比べて比較する様になった。

消費者向けビジネスにおいても定量的にわかることは初期の集客としては強力な武器になる。
例1.〇〇カ月でー〇〇kg痩せます(ジム)
例2.○○回通ってもらえれば”永久に”脱毛できます(脱毛サロン)
例3.たった10分でカットだけを1200円で行う美容院(格安カット)

このようなコミットメントがあれば、お客様にとっては効果が定量的に理解できるので、安心感につながる。一方で達成できない場合は返金リスクもある。

定性的なビジネスは
例1.個人個人の体のことを考えてくれるパーソナルトレーニング
例2.いい感じにカットしてくれる美容院
例2.なんとなく行ってしまうスタバ、喫茶店

定量的なビジネスは効果を求めて消費行動するので、価格競争にさらされやすく、目的が達成されればどこでもいいやというマインドで消費する。
一方で定性的なビジネスは消費者自身もなぜ消費しているのかがわからないので、価格の比較ではなく、気持ちで消費しているため、他への”浮気”も少ない気がする。

最強なのは消費者自身は何となく(定性的)にその商品やサービスに対価を払っているが、提供する側はある目標(定量的)を数値化して提供できている場合だと思う(=ノウハウ)
きっとスタバ、コメダ、ユニクロ、など、決して最安値ではないが何となく消費してしまう商品には消費する側には見えない、何となく良いと思えるための定量値がいっぱい埋め込まれているんだと思う。
※例えばユニクロのパンツは食い込まない(笑)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?