#36 mom-and-pop store(家族経営店舗)が見直されている理由

mom-and-pop storeというのは、あまり日本ではなじみがないが、日本でいうところの家族経営の小規模店舗のことだ。80年代後半から、下記の変遷をたどってきた。

商店街→スーパー→大型ショッピングセンター→ネットショッピング

規模を集約する事で、効率化により低価格が実現できるため大規模化の一途をたどった。しかし、今アメリカでは家族経営の小規模店舗が見直されている。

①地産地消の食品や、ローカルフードを提供する事でアットホームな雰囲気を提供できる
②ネットショッピングで買ったものを店舗で受け取れるサービス「クリック&コレクト」で利便性が高められる
③地域の交流の拠点になる

ただ、品ぞろえが一般的なものだとネットの競争には勝てないので、戦略を立てて提供しないとすぐに淘汰されてしまう。私の家の近くには、夫婦で経営する洋服店があるが、商品には下記の特徴があると思う。

・その地域で生産されて、希少価値があり、流通量が少ないもの
・ネットでも変えるが、どこでも定価で販売している商品
・その地域以外でも買えるが、実店舗で見てから買いたくなる商品

こういった商品を生産地の近くで販売する事で、その地域の強みがさらに強化されて、魅力的な街になっていくと思う。


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