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オシャレの定義を誰か教えて

先日、テレビで「今、付けフリルが流行っています! 」とあった。

こうゆうの

これを見た母と僕は、やれ駅伝だ、やれ選挙候補者だ、やれ本日の主役だ、などと茶化していた。
常に流行の最末端をキープしているので、多少の戯言はご容赦願いたい。

しかしまぁ、ファッションというものはわからん。
何がオシャレで、何がダサいのか。
誰が流行を決め、誰が流行を終わらせるのか。
流行から300万光年離れている僕には、皆目見当もつかない。

これでも若い頃は、割とファッションに気を遣っていたと思う。
ただ、学生時代のファッションセンスたるや、櫻井翔並みの迷走っぷりだった。
ダサい身なりをなんとかしようと、ファッション誌を購読しては読み漁り、独学でコーディネートを学んできた自負はある。

とはいえ、やはり理解の及ばないオシャレというものが実在するのである。


10年くらい前のとあるファッション誌に、街角のオシャレな一般人を特集したページがあった。
そこには読者モデルのスナップがたくさん散りばめられており、まさに十人十色、千差万別の様相を呈していた。

その中の一枚を見て、僕は戦慄した。

当時30代か40代の男性が、無精ひげにピース又吉さながらの長髪、白いTシャツにデニム生地の短パン(with無精すね毛)、ド派手な蛍光色のナイキスニーカーという出立ちだったのだ。

僕は思った。

「これ、オシャレなの?」

と。

短パンに至っては、ダメージ加工が甚だしい。もはやダメージ加工というよりボロッボロなのである。
オシャレというより浮浪者である。

編集部からのコメントには、
「計算し尽くされたプロダクトのチョイスがハイレベル」
的なことが書かれてあった。ちょっと何言ってるかわかんない。

人気雑誌とはいえ、さすがにこんなエッジの効いたファッションには挑戦できなかった。
もっと身の丈にあった、無難な服装を参考にさせてもらった。


とかく、オシャレというものは難しい。
ついこの間まで流行っていたものがダサくなり、ダサいとされていたものが一周回ってオシャレになる。
実に難解な分野であることには間違いない。

ならば、自分の好きなもの、自分が身につけたいものを選べばいいだけのことだろう。
好みは人それぞれなんだから、TPOさえ気をつけていれば、どんな格好をしようともその人の自由だ。

無論、たとえばマッチングアプリで知り合った相手がキテレツな服装で現れたら、その後の進展はなくなるんだろうけど。

うーん、やはりオシャレ道は茨の道。生半可な気持ちで進むのは止した方がいいのかもしれない。

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