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VUILTに参加した話

先日、Google Japanで開催されたIoTLTのスピンオフ企画、VUILT (VUI : Voice User Interface)というイベントに行ってきました。

スマートスピーカーや音声操作の領域での経験や知見・発見を共有できる場としてVUILTを企画しました。
 -- 中略 --
VUIに関する知見を持ち寄りぜひともシェアしてもらおう!そして、スマートスピーカーを使っていく一般消費者により良いソリューションを提供できる開発者やデザイナーを増やそう!というのがVUILTのテーマです。

このイベント、初めて参加したのですが、VUIに関するいろんな取組みが聞けて面白かったです。今日は、気になった発表をいくつか紹介したいと思います。

「IT業界の光と闇を垣間見るスキルの話 by showさん」

Google HomeやAmazon echoをお持ちの方は試してみてください。
「OK Google、IT業界のひかりやみにつないで」
「アレクサ、IT業界のひかりやみを開いて」
とてもおもしろいネタアプリなんですが、それだけでなく、その開発過程でためになることが。呼び出しフレーズを本当は「IT業界光と闇(ひかりとやみ)」にしたかったそうなのですが、amazonのルールで「と」を入れるとrejectされたそうなんですよね。なので、今の名前になっているそうです。「と」は何かの予約語なんでしょうかね?

「家族をネトストした件について by いとうはるなさん」
タイトル聞いて何のことだろうと思ってたのですが、Google Homeアプリのマイアクティビティってところを見ると、Google Homeに話した履歴が残っていて、それを再生することができる機能があるそうなのです。(知らなかった)
そして家族が何と話したかを1ヶ月分、分析した結果を話されてました。
例えば、
・お母さんは1日10回以上使っていて、Google Homeに「ただいま」は言うけど、「いってきます」は言わない
・お父さんはGoogle Homeにむちゃぶりする。けどそこから新しい機能を発見してお母さんが真似して使うようになるなど、、、
こんな履歴機能があることに驚き、その上、それを分析した根性に感動。

「薬剤師 X VUI by山口さん」
薬剤師さんが、薬の在庫管理、近くの薬局の在庫DB検索をGoogle homeからできるシステムを構築されていました。
これが、すごく便利そう。他の作業をしながらでも音声で在庫を知れるので、他作業と並行できるとか、端末操作が不要になったので作業時間が1/5になったそうです。すごい。
これ、自分の薬局で使ってたそうなのですが、よくできてるものなので、今は外販もされているそうです
https://www.pharmacloud.co.jp/ファーマシストオンライン/

そして最後に紹介するのはGoogleさん。
Google Assistant is ______.
という資料でスタートしたプレゼンテーション。どういう意味かなと思って聞いていると、次のような図が(思い出して私が書いたものです)

これすごくないですか?Internetの上に挟まる層としてGoogle assistantを位置づけている。Googleの野望が見て取れる一枚だなと。
そして最後に答え合わせ。
Google Assistant is Internet.
野望がすごい。。。

という感じでした。他にもおもしろい発表いろいろありましたが、今回はこの辺で。次回また参加したいと思うイベントでした。

※資料が公開されてるものはリンクを貼りましたが、まだあまり公開されてないみたいです。中継映像はここにアーカイブされています。


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