誰が言うとんねん!
#24
私は小学校から高校まで10年間野球を続けていたのですが、今日はその中でも中学生の頃の話。
年に1回、元プロ野球選手による野球教室が開かれ、中学2年生の時には元西武ライオンズの石毛宏典さんの野球教室にチームで参加した。
石毛さんがバッティングや、守備のお話をしているところを、私達は列になって聞いていたのだが、その日は夏場で気温も高かった。
すると、チームメイトの一人がその場で「バンっ!」と倒れてしまい、すぐに「大丈夫か!」と声を掛けると、そのチームメイトは幸い、すぐに目を覚ました。
そして立ち上がり、倒れたチームメイトは私たちへ向けてこう言った。
「どうしたん?」
・・・・・。
「いや、お前や!」
意識が飛びその場の状況がわからなかったことはもちろんわかるが、それよりも「お前やがな」と先に心の中で思ってしまった。
お前が倒れとんねん。
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