自転車の走行ルールを復習してみる

自転車の走行ルールを復習

ルールが忘れられてる+知られていない

自転車によく乗る。でも、実は自転車の走行ルールは忘れていたり、よくわかってないこともある。というか現状、多くの人が守っていないと感じる。なぜ多くの人がルール守らないのか。理由は主に以下の2つではなかろうか。

  • 違反しても警察から止められないから

  • そもそもルールを教わっていないから(免許制度が無い)

かく言う私も、ちゃんと守っているかと言われると、忘れてることも多いし、実は正確に守っているとは言えない。

街で自転車に乗っていて、別の人の運転をみて「危ないなぁ」と感じることが結構ある。事故こそ見てないけれども、一歩間違えれば事故だろうなというのは見たことがある。

ここで私自身がちゃんと把握して書き出して、明日からきっちりと守れるように、忘れがち+間違えがちなルールを総復習することにした。

ルールを確認するところ

法律を根拠に、各自治体の警察が自転車の走行ルールをまとめている。色々な自治体のものを読んだが、わかりやすい+詳細なルールがまとまっているのは、以下の神奈川県警と警視庁くらいだった。他は概要ばっかりで、あまり参考にならない。

https://www.police.pref.kanagawa.jp/mes/mesf0178.htm

ということで、基本的なルールから、特に間違えがち+忘れがちなルールをピックアップしてまとめてみたい。ちゃんとした全ての細かなルールは、上記の2つのウェブページを参照してください。

あと、以下に載せた図は全て「クリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際 ライセンス」にしました。作者名表示さえすれば改変+どこでも転載可能です。

自転車はどこを走行すべき?

自転車が走行する場所の基本ルールは以下。

  • ①車道の一番左端を走る

  • ②原則、歩道の走行はダメ。ただし例外あり。例外は神奈川県警のウェブページをチェック。

  • ③車道外側線の内側の走行はOK(ここは車道)

  • ④車道の左端以外を走ってはダメ

  • ⑤車道の右側走行はダメ(逆走)

自転車が走るべき場所(歩道がある場合)

他、「自転車道」と「自転車専用道」というものがある。

  • 自転車道:自転車道がある場合、車道の走行はダメ。自転車道は、一方通行の標識がない限り、交互通行可能。つまり右側走行でもOK。

  • 自転車専用道:自転車専用道がある場合、車道の走行はダメ。自転車専用道は一方通行。つまり右側走行はダメ。

路側帯がある場合の、走るべき場所

歩道がない道路で、路側帯がある場合、自転車は①車道左端か②路側帯を通行できる。ただし、③左端以外や、④路側帯の右側走行はダメ(逆走)。

自転車が走るべき場所(路側帯がある場合)

信号のある交差点

信号のある交差点を走行する場合、①車用の信号に従って、直進・左折は可能。ただし、②右折はダメ。

信号のある交差点

自転車が信号のある交差点で右折をしたい場合、「二段階右折」をする。
二段階右折とは、①まず直進して、右に向きを変える。②正面の信号が青になったら直進をする。

信号に従った右折(二段階右折)

なお、信号のない交差点での右折はOK。

「二段階右折」は、免許を取るための学科試験で、原付バイクの動きだよーと習った記憶がある人も多いはず。ちなみに原付バイクは二段階右折の標識がある交差点の場合と、片側三車線以上の道路の交差点の場合に、この二段階右折が必要。

ちなみに、「二段階右折禁止」の標識があった場合でも、ルール上は、自転車は二段階右折をしなければならない。「二段階右折禁止」は原付バイクのための標識だからだそうだ。以下を参考。

自転車横断帯がある交差点

自転車横断帯がある交差点の場合、「歩行者・自転車専用信号」に従って、自転車横断帯を通行する。

自転車横断帯がある場合

しかし近年はこの「自転車横断帯」は逆に危険だという話になっており、どんどん撤去されている。今後、法律も変わる可能性がある。

左折通行帯がある交差点

左折通行帯がある交差点の場合でも、直進したい場合は、自転車は左側端を走行する。自転車は軽車両なので、この走行でOK。むしろ別車線の走行をしてはいけない。

左折通行帯がある交差点

この動き、知らない人からするとちょっとビックリするかもしれない。でもルール上はこれが正しい。左折する車に注意しながら走行すべし、ということ。

ちゃんとルールを守って自転車で走ろう

こんなところですかね。
上記は、私が忘れかけていた+間違えそうだと思った点。他にも細かなルールが神奈川県警のウェブページに掲載されているので、読んでおいて損は無いと思う。

これを読むと、まぁ守ってる人が少ないなとつくづく感じる。そもそも自転車を買うときに、これくらいの説明とテストみたいなものがあって良いんじゃないかと思う。

少しずつ、まずは自分からルールを守って、安全な走行を心がけたいと思った次第。

あと自転車ルールに関する様々な県警のウェブページを色々と読んだが、神奈川県警や警視庁以外はほとんどがヒドいもの。「~は危険なのでやめましょう」とか書いてあったりして、ルールなのかマナーなのか、そこらへんもハッキリしない記述が多いし、何より、全然網羅的でない。こういうのを読むと、そもそも行政自体が自転車のルールに無頓着だというのがよく分かる。

(おわり)

最近聴いてる音楽

FM-84《Breathe》(2018)

FM-84というトラックメーカーはアメリカのカリフォルニアで活動している人らしい。FM-84というアナクロな名前からも連想できる通り、80年代風の音色を使ったトラックを作る事が多く、この手のジャンルを「レトロウェーヴ(Retro Wave)」と呼ぶこともあるそうだ。

とは言えこの曲の音色としては、80年代感は非常に弱く、どちらかというとシンセの音色としては普通に2000年代感があり、リズムはブレイクビーツなのでこちらも90年~2000年代か。いずれにしてももはや20年くらい前なので、ある意味でレトロとは言える。普通にきれいめな曲なのでさらっと聴ける。

FM-84《Everything》(2016)

FM-84名義としての楽曲はかなり少なく、2016年にリリースしたアルバム1つと、シングルが数個。この曲は2016年のアルバムの最初の曲にして、FM-84の傑作。何度も聴いてるけど思い出して聴いてる。

Yes《Heart Of The Sunrise》(1971/ Live:1973)

突然、脈絡もなくYesを聴いている。この曲はYesの中でも人気曲で、日本でもテレビCMにも使われたりしている。ギター、ベースのユニゾンパートが非常にかっこよく、Yesの曲の中でも屈指のテンポも速さで、ノリが良い。私はミーハーなのでこういう有名曲ばっかり聴いてしまう。上記音源はライブ盤。

(おわり)

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