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【きょうだい心理学】姉と弟①

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私のnoteでは各記事で親子関係について扱っていますが、思えば「きょうだい関係」については親子関係と比べるとそこまで書いてこなかったなと思ったので、シリーズ化して書いていきたいと思います。



改めて言うまでもなく、きょうだい関係はその人の人格形成や深層心理、パートナーシップ、そして人生にまで多大なる影響を及ぼすものです。

いつも書いている親子関係でさえ、きょうだい構成やきょうだいとの年齢差、きょうだい同士の性格の相互作用などから強い影響を受けます。

例えば、「姉である私には母は過干渉、でも弟にはそれほど干渉せず弟は自由にさせてもらえてる」なんてことはあるあるかと思いますが、きょうだい関係が親子関係に影響を与えている好例なのかなと思います。

また、同じ「姉×弟」という構成であっても、その年齢差が2歳差なのか5歳差なのかということによっても親との関係は大きく変化するはずです。
弟との年の差が5歳差であれば、親はお姉ちゃんに対して「よりちゃんとするように、しっかりするように」要求するようになるかもしれませんし、
逆に5つ年の差があった方が親側にもゆとりが出てきて、お姉ちゃんに干渉的に当たることなく、ゆったりまったり接するようになるかもしれません。

きょうだい関係によって親との関係もガラリと変わってくるんです。

ある意味では、親子関係と同等に、同等以上に人生に影響を与えてくるのがきょうだい関係なのですね。



私の読者は女性比率が9割を超え、中でも長女の方から絶大なる人気を誇っていると風の噂(?)で聞いたため「姉×弟」「姉×妹」「兄×妹」「兄×弟」の順でまず解説していき、3人以上のきょうだい関係や1人っ子についても触れていきたいと思っています。

例によって気まぐれなRyutaさんなのでシリーズものとは言え途中でぶつっと更新が途絶えるかもしれませんし、途絶えたと思ったら復活したりしなかったりなどもあるかもしれませんが、温かい目で楽しみにしていただければなと思います。


それでは早速書いていきましょう。

【きょうだい心理学】記念すべき一本目は「姉と弟の関係」についてです。





弟がいる長女の心理について書いていきます。

2人姉弟の姉の心理について深掘りする際に前提として押さえておかなければいけないのは、「姉が長子である」というところです。

長子(第一子)の育てられ方の傾向として、親にとっても初めてのことや初めてのイベントだらけで、緊張感をもって育てられることが多いというものがあります。

親にとって赤ちゃんを育てるの初めてで不安なことだらけですし、大泣きして泣き止まなければとてつもない不安に襲われることになりますし、微熱が出れば急いで病院に連れていきますし、夜泣きへの対処も分かりませんし、以後も保育園、小学校、中学校と成長していっても親にとって初めてのイベントや初めての経験が続いていきます。

長子を育てていく際にはある程度のプレッシャーを強いられるのが普通ですので、長子(お姉ちゃん)側としても「しっかりしなきゃ」「ちゃんとしなきゃ」という緊張が強くなりがちです…

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