親は私にとって許せない対象でしかありませんが、できれば親から愛されていたと思いたいし、親を愛せるようになりたいです
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【ご相談ここから】
送信者:空気さん
Ryuta先生いつも笑いあり涙ありの記事ありがとうございます。先生の記事を読み進めるたびに自分が浄化される思いです。
私の家庭は毒親家庭で長女で過干渉されて育ってきました。
私が何かすれば否定的な言葉をぶつけてきたし
私の思い通りにさせまいとまるで親が意地悪してるのではと思う時も多々ありましたし今もそういう風に思うことが多いです。
Ryuta先生は「過干渉も親の愛」ということを書かれていたりしていますが
そこが今ひとつ私にとっては腑に落ちず親は私にとって許せない対象でしかありません。
「過干渉は親の愛」をもっと理解したいです。そうすれば私も前に進めるような気がします。できれば親から愛されていたと思いたいし、親を愛せるようになりたいです。
どうか宜しくお願い致します。
【ご相談ここまで】
空気さん、ご送信ありがとうございます!
これからも笑いあり涙ありの記事をお届けできればと思うのでよろしくお願いします。
いつも読みに来てくれている人はRKサロン読み放題がお得となっていますので是非検討してみてください。
空気さんが言ってくれていることは、実は本当に私も共感できます。
私自身の家庭の話をすれば、母親は過干渉系ではなかったのですが父親がヒステリックなタイプで、私自身思春期以降は完全に父親に対して心をとざして、心を凍らせて、同じ屋根の下にいながらも父親に対して貼り付けた仮面のような自分で接していました。
父親の急変する態度、父親の落差、父親の高圧的なふるまいにほとほと嫌気がさしていました。
当時の自分に対して「でもね、お父さんは君のことを愛してるんだよ」なんて言いつたえたとて、当時の私は猛反発したでしょうし、「アレのどこが俺のことを愛してるって言うんだ」「癇癪持ちみたいに家族を振りまわして、物に当たって、母や妹たちを大泣きさせて、アレのどこが父親だ」と即座に反論したはずです。
正直に申し上げれば、私は成長過程を通して父親を恨んでる期間の方が長かったくらいですし、私と父の関係はいつもピリピリしていましたし、「いつか絶対に復讐してやる」という怨念じみたものまで感じていました。
あるいは、私は数多くのクライアントさんや読者さんから、それぞれの「毒親」について話を聞いていますが、仲には親から暴力を振るわれてきた人や、親から「ブス」「デブ」というひどい言葉を投げられていた人や、父親の再婚相手の義理の母親から365日24時間冷徹な態度で接せられ、自殺を考えた人までいました。
そんな人たちに対して、「親は子を本当は愛してるんだよ」なんて言っても綺麗ごとにしか聞こえないでしょうし、鼻で笑うしかないでしょうし、過去の私のように怒り心頭に発するかもしれませんし、「毒親育ちでもないお前に何が分かる」と言いたくなってしまうでしょう。
ーー親は私にとって許せない対象でしかありません。ーー
全員が親に感謝できたり、全員が親に対して愛にあふれた気持ちを持っていたり、全員が幸せな家庭で育ってきたわけではありませんから、
「親は許せない対象」と断言する空気さんの状況や心理状態は何もおかしいことではありませんし、むしろそういう風に感じている人はRKメンバーには少なくありませんし、「許せない対象」という風に感じてしまうご自身のことだけは責めないであげて欲しいなと思います。
それは何もおかしいことではありません。
ここまでの話を踏まえた上で、私がいつも「過干渉な親でも、否定的な親でも、自己中心的な親でも、どんな親でも子を愛している」という風に書く理由を書いていきたいと思います。
けっこう深い話になると思いますので、ここからはメンバー限定です。
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