【観念手放し概要編】観念とは何か
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パートナーシップや人生が苦しい背景には「観念(思い込み)」があるという話をよくしています。
観念とは、
「こうあるべき」
「こうでなければいけない」
「こうでなければ私には価値がない」
「こうあらねばならない」
そんな思い込みのことでした。
具体的に言えば、「仕事ができなければいけない」「優秀だと思われなければいけない」「完璧に気を回さなければいけない」というのも観念のひとつですし、
「〇歳までに結婚しなければいけない」「結婚しなければ幸せになれない」「○○されなければ愛されているとは言えない」「自分を緩めてはならない」「自分らしくいてはいけない」「いつも良い子でいなければいけない」というパートナーシップにおけるあれこれも観念のひとつです。
観念が多く、強く、深いほど人生における苦しみや苦悩もまた多く、強く、深くなっていきます。
例えば「頑張らなければ私には価値がない」という観念が強ければ、「働きすぎて心身を病んでしまう」という帰結になることもあるでしょうし、「彼氏に認められるためにあれこれしなくては」と尽くしすぎてしまいお母さん化してしまったり冷められてしまったりという場合も多いでしょう。
あるいは、「人に認められなければ」という観念がめちゃくちゃ強ければ対人関係で振り回されるようになりますし、人の顔色をすごく窺うようになりますし、自分らしく生きられなくなるでしょう。
あらゆる苦痛や困難の背景には、強く深い観念が隠れていると言っていいでしょう。
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そしてこの観念はどのように形成されるのかと言うと、「強い負の感情」によって形成されます。
例えば「太ってるから女として見れなくなった」というひどい振られ方をした過去を持つクライアントさんがいるのですが、そのクライアントさんは「女は痩せていなくてはいけない」「女として生きるなら体重50キロをこえてはいけない」「女は食べたいものを食べたいだけ食べてはいけない」という強力な観念を持っていました。
その観念が形成されたのは、元彼に言われたひどい一言「太ってるから女として見れなくなった」によって、そのクライアントさんの心が強い負の感情に侵されてしまったからなのですね。
強い負の感情とは、絶望、憎しみ、怒り、哀しみ、無力、劣等感などです。
あるいは「頑張ることをやめられない自立系女子」にも「自立性」という強力な観念があるわけですが、その自立性が形成された過去を深掘りしてみると、例えば幼少期にまで遡れることがあります。
「頑張ってきょうだいの面倒を見れば褒められた、頑張らなかったら叱られて悲しかった」という経験や、「良い子でいなきゃうるさく口出しされた」という経験が深い傷になり、「頑張らなければいけない」という観念を形成していくわけですね。
どんな観念も同様に、「過去の強い負の感情」が原因となっていることを是非覚えておいてください。
非常に大切なことです。
そしてこうなると、「観念の解除の仕方」の方法も見えてきます。
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