心が近づけば近づくほど距離をとりたくなってしまう、、、「親密感への怖れ」について解説しました!〜家庭環境と成長環境の傷〜
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■【お勧め記事】「恋愛こじらせ」「依存こじらせ」について50000字以上で深く解説しました。
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・相手と親しくなればなるほど失うことを怖れてしまう
・相手と心の距離が縮まらない
・関係を切られる前に切ることを考えてしまう
・短命恋愛をくりかえす
・体の関係で終わってしまう
・マリッジブルーが重い
・夫婦、恋人なのに心が通ってる感じがしない
…そんな悩みは「親密感への怖れ」からきているのかもしれません。
親密感への怖れが強いと、主にパートナーシップや恋愛で「相手との距離が縮まらない」「距離を縮めるのが怖い」という状況に陥り、モヤモヤすることが多くなり、幸せを手に入れにくくなってしまいます。
親密感への怖れはいつもお話している「自立」の概念とも深く繋がってくるので、自立系女子のみなさんも必見です。
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「親密感への怖れ」という言葉をチラチラとnoteで書いているのですが本格的な解説をしたことがなかったのでここらで腰を据えて解説してみたいと思います。
「初めましての人とか普通の知人相手であればコミュニケーション好きだし、むしろコミュ力あるよねって言われるんです。」
「なんですけど、男性関係とかで距離が近くなってくると一気に心の扉をとざしてしまいまして、、、」
「彼氏ができても短命恋愛を繰り返してるような感じでして、、、」
「セフレみたいな関係だと結構長続きするんですけど付き合うとすごく不器用になっちゃってメンヘラ化しちゃうんです。どうすればいいんですかね」
「相手から切られるのが怖くて自分から切ろうとしてしまうんです」
「なんかいつも一線を置いちゃうんです、、、」
「こっちから心の距離を詰めていこうとするとむこうがシャットアウトしてくるんです」
このような類似の相談をいくつもいただいていまして、これら全てに「親密感への怖れ」が関わってきています。
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「親密感への怖れ」というのはその言葉からなんとなく想像できるかもしれないのですが、
「心理的な距離を近づけるのが怖い」「物理的な距離を縮めるのが怖い」「フィジカルな距離を縮めるのが怖い(男性嫌悪、セックス嫌悪も含む)」「せっかく親密な距離感になろうとしてるのにガラガラガッシャンとシャッターを閉じてしまう」「一定の距離がある人へは抜群のコミュ力を発揮するのに、相手が心のパーソナルスペースに入ってくると一気に警戒心MAXになってしまい、相手となかなか深い関係になれない」、、、、そんな特徴のことを指します。
親密感への怖れがあると、職場とか友人関係では特に弊害はなくとも、パートナーシップにおいて絶望的に生きにくくなってしまう、パートナーシップにおいて毎回毎回深い悩みを抱えることになってしまうという弊害があります。
「相手と心の距離を近づけるのが怖い」「相手が自分のスペースに入ってくるのが怖い」と言っていたらせっかくお付き合いしたとしても深い関係にはいたりませんし、むしろ結婚しても「自分の真の心の内」はひた隠しにすることになり孤独感を抱えることになりますし、人生全体において幸せに繋がらないのは言うまでもないでしょう。
親密感への怖れは後述するように幼いころの様々な事情や思春期の出来事、親子関係、友人関係、恋愛などのトラウマによって発生することになるのですが、それだけに根が深いことが多くて一筋縄では解決しないことが多いです。
また、親密感への怖れって心に染みついた観念(思考パターン)のひとつなので、これがある限りこの先の人生のパートナーシップにおいても同じことをグルグル繰り返してしまうことになるのですね。
「いいなと思った男性と親しくなれても毎回距離を置かれてしまう」「いつも結婚の一歩手前まではいけるんだけど婚約前や婚約中になぜか振られてしまう」「せっかくセフレと付き合えることになってもイマイチ距離感がつかめず何やかんや言って破局してしまう」そういうのって「親密感への怖れ」に由来する独特のパターンであることが多いんです。
一筋縄ではいかないよとビビらせることを書いてしまいましたが、根気強く自分自身や過去と向き合っていくことで親密感の怖れを癒やし手放すことは可能です。
なので、「あー私確かに親密感への怖れ強いわ~」「私めっちゃ当てはまるわ~」と思ったら是非是非下記も読んでいただけましたら嬉しいです。
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なぜ親密感の怖れがこれほど強くなってしまうのでしょうか。
親密感への怖れが強い人ってイコール、「めちゃくちゃ自立心が強い人」です。
、、、そうです、これ、毎回恒例の「自立系女子」の「自立」です。
ちなみに、「自立系女子」とは、「頑張りすぎ」「ちゃんとしすぎ」「人を信頼できなすぎ」そんな女子のことを指すのでした。
自立系女子のなかでもとりわけ自身を抑圧していて、とりわけ自立心の強い人が「親密感への怖れ」を抱え込むようになっていきます。
そのようにして「良い男性がいてもなかなかお近づきになれない」「せっかく付き合えてもすぐ破局してしまう」「いつも体の関係止まりになってしまう」「結婚前提のお付き合いはできるのに結局振られてしまう」「婚約破棄を何回も繰り返す」という具体的なパターンが生まれてくるんですね。
少しかっこつけた言い方をしますと、「現実世界の問題は全て心が創り出してる」ということなんです。
ここで言えば、「いつも結婚間近までいって破局するのは、そういう問題をあなたの心が創り出してる」「いつも浮気されて傷つけられてるのは、そういう問題をあなたの心が創り出してる」ということになります。
こういうのは「相手のせい」「クズ男のせい」ではなく「自分の心の責任」だという捉え方をしていくんですね。それが「自責」ということであり「自分軸」ということでもあります。
自分軸で捉えていく方が圧倒的に解決が早いです。
具体的な話をするなら、結婚に近づけますし、幸せな恋愛に近づけますし、「体だけの関係」みたいなものから脱却していくことだってできます。
「全部男のせい」「全部毒親のせい」「全部アイツのせい」と言ってるほうが当然メンタル的には心地が良いですし、自分は傷つかないですみますが、それでは心の問題を先送りにしてるだけなのでまた同じパターンが現れるんですよね。。。
めっちゃ厳しいこというみたいですが、「問題が起こるたびに誰かのせいにする、男のせいにする、親のせいにする」「そんでまた同じことを繰り返してる」というのは他人軸な女性の人生の典型です。
もちろん言うまでもなく、他人軸な男性にも同様のことが言えます。
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親密感への怖れが強い人は「自立してる人の中でもとりわけ自立心が強い人」だと言いましたが、なぜその人は自立以上の「超自立」をしたのかと言うと、色んな見方はできるのですが、「もうこれ以上深く傷つけられたくなかったから」とまとめて言うことができると思います。
「親密感への怖れが強い人」「超自立な人」というのは幼少期など、過去の何らかの事情やトラウマから「ありのままの自分でいること」「ありのままの自分で人と接すること」「ありのままの自分を見せること」を抑圧し放棄してしまった人です。
トラウマという言葉の通り、その「自立しすぎ」の過程には、
「もう自分を見せて傷つくのなんて嫌だ」
「もう嫌われるのなんて嫌だ」
「辛い思いをするのはコリゴリだ」
「本来の自分を見せて愛されないのが怖い」
「本来の自分はあまりにも醜い」
「弱い自分なんて隠したい」
「自然体の自分は好かれないに決まってる」
「依存的な部分を出すわけにいかない」
「物理的心理的な距離をもう縮めたくない」
「自分の領域を他人に見せたくない」
「傷つけられたくないし傷つけたくない」
「攻撃されたくないし攻撃したくない」
「信頼できないし信頼されたくない」
…そんな強烈な無価値感や罪悪感がいくつも折り重なって存在している場合が多いです。
幼少期や思春期などに心に強烈なインパクトを残すネガティブな出来事があったり自分の無価値感や罪悪感が助長されるような出来事が続くと人は、
「ありのままの自分は大切な人を傷つけてしまう」という怖れを抱えるようになり、
「ありのままの自分には全く価値が無い」と自信をなくし、
「ありのままの自分は醜い」と自分を責めるようになり、
「ありのままの自分など愛されない」と強く思い込むようになります。
その結果として…
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