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恋人がいつかサンタクロースに

娘たちはサンタクロースの真実を知ってから、直前までおねだりをしません。おねだりどころか、年明けのセールでお洋服を買ってもらおうかなぁとまで言い出しています。

サンタはいない」と言って傷つけておきながら、娘の成長とともにサンタクロースが薄まっていくことで傷ついている自分を今年見つけました。

もう、イラスト付きでおねだりがびっしり書かれた手紙を手にすることはできません。枕元のプレゼントを見つけて、駆け足で階段を降りてくることもありません。娘たちの切り替えの早さとは裏腹に、乗っかった茶番から降りきることができずにモヤモヤしています。

Joni Mitchell - River (Official Music Video)

「River」は、恋人との別れを歌った曲です。家族や友人と過ごすにぎやかなイメージのクリスマスと対比が哀愁を誘います。

ケーキはどれを予約しようか?相談されたり、コストコで買ったそこそこ面倒なツリーを出したり、玄関ドアにクリスマスリースを飾ったり、いつものクリスマスはそこにあるのに、父親の役目のひとつの終わりを知った今の心境に通じるものがあります。

娘たちは、そう遠くない将来、恋人と過ごしすことでしょう。
その日のショックを少しでも和らげるために、サンタクロースは子離れの一環として機能しているのかもしれません。


クリスマスが近づくと
モミ木を切ってトナカイを飾りつけて
クリスマス・ソングを歌うの
ここに凍った川があったらいいのに
スケートで行けるのに


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