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新鋭マイクメーカーAustrian Audioのプロモーションで、DAWデータが無料ダウンロード可能。めっちゃ勉強になる

キャンペーンということで、こちらのページでDAWのセッションデータがダウンロードできるのでしてみたのですが、めちゃくちゃ勉強になるなぁ。

レコーディング・エンジニアは 森元 浩二さん。森元さんは覚えてらっしゃらないかもしれませんが、昔私がSPEEDでアレンジさせてもらったときにトラックダウンしてくださいました。

こちらの企画、Pro Toolsのデータをダウンロードして再生してみました。一聴して、すぐ勉強になるなぁと思ったのがマスターの触れ。全然突っ込んだりして無くて、ダイナミクスを生かした、ごくごく当たり前の触れ方。

次に、全部のトラックを一つ一つ順番にどんどんミュートしていくことにしました。すると、全部ミュートしたはずなのに、まだ鳴っている音がある。どこだろうなぁ、と探すと、非表示になっている音がいくつかありました。リバースシンバルや、ちょい足しシンセみたいな音色が。それらもオフしてようやく全音色をミュートできました。

今度は1音色ずつミュートを解除して鳴らしていきます。個人的にまずはピアノの音色から。ありがたいことにホームページにマイキングの写真が載っています。オンの音だけソロにすると定位がよくわかります。私も最近自主練のかいあって、ピアノのオンマイクの音だけをソロにして目をつぶって“地獄聴き”する、どこらへんのハンマーの上にマイクが立っているが想像できます。写真が載っているのでそこに答えは載っているのですが、それを音で確認させていただけるなんて、本当にありがたい。今度似たような曲調の録音で、真似してみたいと思います。

その後は、色々な音色を生かしながらセッションデータを楽しませいただくわけですが、リバーブを切って再生すると、いろんな音色もディテールがわかっていいですね。

あと、定位って、パンをこっちにいくつ振るとか数値でいうと結果的にそうなってるんですが、肝心なのは楽器の差し引きというか演奏なんですよね。定位感を際立たせるのは。だからアレンジャーの仕事、プレイヤーの仕事って素晴らしいなと。自分は廃業しちゃいましたが……。

MI7 JAPANさん、こんな貴重なデータを無料でダウンロードさせてもらってありがとうございます。お返しになんか買いますね。

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