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ノイマンのKM 184とKM 140はどう違うのか?

私はノイマンのコンデンサーマイク「KM 184」と「KM 140」のどちらも使ったことがあるのですが、同時には使ったことがないので、音の違いが少し気になっています。

時代でいうとKM 140の方が古い世代で、KM 184の方が新しい製品になります。どちらもご先祖さまは1970年代から使われている「KM 84」で、見た目も大きさもほぼ同じです。KM 140はモジュラー方式の構造になっています。

音色の違いですが、ほとんど同じだという意見と、少し違うという意見があります。おそらくは時代の違いで、KM 184の方が現代的なヌケの良い音がして、良く言えばクリア、悪く言えば高音がチリチリする。KM 140の方がなめらかな音だと言う人がいます。

海外のフォーラムに、同条件でKM 184とKM 140を聴き比べできるページがありました。

https://gearspace.com/board/gear-shoot-outs-sound-file-comparisons-audio-tests/499468-km184-vs-km140.html#post5473208

ここでは、フルートとピアノの演奏を同条件で録音したWavファイルを聴き比べすることができます。マイクセットの写真も見ることができます。実際にWavファイルを聴き比べしてみると、私のイメージしていた通りでした。

フォーラムによると、20人がKM 140を好み、7人がKM 184を好み、 21人が違いを区別できなかったとのこと。KM 184は新品を購入することができますが、KM 140は中古を探す必要があります。

昨日公開したピアニスト齋藤正樹さんの演奏動画では、KM 140を使用しました。

齋藤正樹さんのレコーディングで使用したマイク類

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