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リサイクルパーツでのケーブル作り。

シンセサイザーのアウトをTASCAMのバンタムパッチベイに立ち上げるための「D-sub 25 ⇔ TS(Phone)×8」ケーブルを作りました。アナログケーブルです。

完成したマルチケーブル。片側がフォン端子で片側がD-sub 25端子。

以前、Pro Tools用の古い DigiSnakeケーブルを何本かまとめて入手しまして、それを部材にしてケーブルをよく作っています。バランスのTRSがバラになっているケーブルは既製品でありますが、アンバランスのTS(Phone)仕様のマルチケーブルは出来合い品がないので、自作するしかありません。

加工前のケーブル。まだXLR端子が付いている

今回のカスタムは、D-sub 25端子をインチねじからミリねじ仕様にするためのハウジング(カバー)の交換。そして、シンセサイザーの出力にあわせて、XLR端子をTS(いわゆるPhone)端子に付け替えました。

ケーブルをフォン端子にするため、ケーブルの先端を一旦切り落として、ハンダ付けしやすいように下加工しているところ

パッチベイを使うのは、時代逆行なのですが、ヘッドアンプをより色んな用途で使っていけるように、気軽に配線替えできるようにしたいと思います。

いよいよこれからフォンジャックをハンダ付けする。各ケーブルにブッシュなどを通しているところ

今回のケーブル作りもすべてリサイクルパーツで作っています。私はこの手の余ったコネクターやケーブルなどのパーツを、「何かに使えるかもしれない」と思って取っておくのが好きで、ついついいろんな部材が箱いっぱいになって溜まっていきます。

あまったXLRオス端子とインチねじのハウジング

世の中的には、不要なものは断捨離するのがよいとされていますが、思わぬ時に「前取っておいたあれと​これとくっつければ◯◯が作れるじゃん」などと閃いて、ものづくりできる快感が好きで、家を狭くするだけの過剰在庫を抱えてしまいます。

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