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音響パネルVicoustic「Flexi Wave Ultra」をノコギリで切った

レコーディングスタジオ「サウンドウーノスタジオ」さんから、Vicoustic社製の音響パネル「Flexi Wave Ultra」を設置スペースピッタリに収めるために切ってほしいと依頼をうけ作業しました。サウンドウーノさんはわりとご近所さんなので、よくお邪魔させていただいております。


Flexi Wave Ultraとは

VicousticのFlexi Wave Ultraは、吸音性能と散乱性能を併せ持った音響パネルで、波型のウェーブ・デザインが特徴です。

切断に際して

こちらが預かった現物のFlexi Wave Ultraです。長さは約1200mmあります。

星の王子さまに出てくる「象を丸呑みにしたウワバミの絵」のように、中間部分が盛り上がっています。

さて、音響パネルを長さ調整のために端を数センチ切断するのですが、どうやって切ろうか考えます。

自分の物なら直角定規を当てて、丸ノコでしゃっと切っちゃうのですが、ひと様の物なので緊張するし、失敗が許されないので、Flexi Wave Ultraを直角に切断するための治具をまずは製作しました。

Flexi Wave Ultra切断用、専用治具

こちらがFlexi Wave Ultra切断用、専用治具です。音響パネルを直角に切れるように、音響パネルを固定でき、丸ノコを当てるガイドが付いています。

左の赤いのが直角定規、今回は使わなかった

治具の使い方

Flexi Wave Ultraを裏向きにして、専用治具に挟みます。中間部分が山なりになっているので、両端を台のようなものに載せて、適当に板を挟んで高さ調整しています。

パネルが割れないように、マスキングテープで養生しています。この角材に丸ノコを当てて、まっすぐ丸ノコを前に進めれば、パネルが直角に切れるはずです。

結果。うまく切れました。

2本切りました。緊張した~。

素材は、合板系かニセ木材(MDF)かなと思ったのですが、硬いゴムのような質感で、木のような切り心地がなく、丸ノコが安定せずに難しかったですね。切りくずは真っ黒。

あとでホームページ見ると「高品質のMDFを高圧メラミン化粧板でコーティング」と書いてありました。

商品ページより https://www.mi7.co.jp/products/vicoustic/flexi-wave-ultra/

レコーディングスタジオ関係者やDTMユーザーで「Flexi Wave Ultraを切りたい」という方られましたら、専用治具をお貸ししますので、お声掛けくださいませ。

設置編

綺麗に切断できたので、今度はスタジオに設置しに行ってきました。中央の2本が、端を切って短くカスタムした音響パネルです。

幅の確認の為に、切断したパネルを設置場所に仮置きしてみます。恐ろしいほどにぴったりサイズ。

ちょっと攻めすぎたかなと思い、入らなかったらと不安だったのですが、こちらの幅にシンデレラフィットしました。よかったよかった。

こっちの角も、

こっちの角も、

うまく入ってよかった~。

それでは専用金具を使って、パネルを壁に本付けしていきます。

下から2段つけて、

もう一段つけたら完成です。このスペースにピッタリ入った。美しい!

ボーカル録音で使用されることが多いブースとのことですが、もちろん楽器の録音にも使用されます。

録音にいい効果が出ることを祈ってます。

おわり。


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