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ヒップヒンジ【基礎】

こんにちは!
理学療法士の小林龍樹(りゅうじゅ)です!
初級者も理解できる運動療法に特化したマガジン「Multi-Vision」を運営しております。


今回のテーマは「ヒップヒンジ」になります。

こちらの記事を最後まで見ると

・ヒップヒンジについて知れる
・ヒップヒンジの使い方を学べる
・エクササイズの種類が増える
・腰痛患者への処方ができる

なぜヒップヒンジというエクササイズを用いる必要があるのか?どのような目的で使用するのか?
この辺りは本編を読む進めてもらえると次第にわかってきます!

”ヒップヒンジ”に関連する記事はこちらになります。

腰痛患者やスポーツ疾患の患者でこんなこと思ったことありませんか?

「もう少し股関節が曲がってくれれば…」

腰痛患者にとってもスポーツ患者にとっても、股関節の動きは大切です。それはJoint by Joint theoryという考え方で、可動性に特化した股関節が可動域制限になると安定性に特化した”腰椎が代償的に動いてしまう”というものです。

「股関節の屈曲が獲得できれば…」
「股関節屈曲により腰椎屈曲動作が少なくなる」

そして今回の記事の内容を見ることで、股関節屈曲に着目したエクササイズを学ぶことができます。

少しでも助けになり、運動療法の楽しさが伝わればと思います!

では始めて行きます!


◆ヒップヒンジについて

ヒップヒンジは上の図のように”股関節屈曲”を行うエクササイズでもあり、腰痛患者への動作指導でもあります。この動作は見ている限りは”簡単”そうに見えますが、実際に行ってみると非常に難しいものです。特に腰痛があるような患者、オスグッド・シュラッター病の患者などは股関節屈曲がなかなかできない印象です。

股関節屈曲ができないこと

膝関節・腰椎への負担増大

腰椎椎間板ヘルニアやオスグッドにつながる

では股関節屈曲を生み出す方法とは?

◆ヒップヒンジの方法

姿勢に関しては、立位だけではありません。四つ這いや両膝立ち(ニーリング)、片脚立位などとパターンがあります。今回は立位について解説していきます。

実施時のポイントは、脊柱や膝を曲げないことです。

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