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自分にとっての常識は誰かにとっての非常識?

自分では「ふつう」だと思っていたことが、実は他の人のふつうじゃなかったことってありませんか?
私はあります。

たとえば、私は食器はスポンジに洗剤をつけて洗っていたが、家族はメッシュの布に台所用石鹸をつけて洗う。
ゲストハウスのルールもスポンジに洗剤をつけて洗うことがほとんどだ。
去年ホームステイをさせていただいた奄美大島の隣の喜界島で無添加の農業を営む知り合いは、洗剤はつけずに布と水で洗っていた。
頑固な汚れのときは固形の洗剤を使う。

初めてそのお家でお皿を洗うとき、「ふつう」に固形洗剤をつけて洗ってしまったが、そこのおうちの「ふつう」は何もつけないで洗うことだ。
もともとベジタリアンのような暮らしをしているため、そんなに脂ギッシュになることもない。
郷に入りては郷に従え。
「なるほど、洗剤つけなくても全然綺麗に洗える」と目から鱗が落ちた。

そのお家はほぼ自給自足のような暮らしをしていて、無農薬で農家をやっているため、環境に配慮した生活をしている。
そもそも洗剤ってそんなに必要なのだろうか?
少量の洗い物の時にうっかり洗剤を出しすぎると、いつまで経ってもぬるぬるして洗い終わらない。
水とメッシュの布で洗う場合は、表面がツルツルになったら洗い終わる。
カレーやお肉など、油分が多い時は流石に洗剤も使うが、直前に使う量を少し薄めてから使うようにしている。

浴槽を洗うときも、私は昔から泡の出るタイプのマジックリンを使っていたが、家族はシャボン玉石けんの粉石鹸を使う。

泡がたくさん出ると綺麗になったように思えるが、しっかり磨いたほうがツルツルと綺麗になる。

洗濯も同じく。
最近の洗剤が強力なのか、私はそんなに服を汚さないからなのか、ときどき洗濯が終わっても洗剤が落ち切れてないような感触が残ることがある。

リンスやコンディショナーもいつまでもぬるぬるして苦手だったが、家族はたらいにお湯をはって薄めてから髪に行き渡るようにしていた。
全体に満遍なく渡るし、洗い上がりもすっきり。

指定された量の洗剤って、実は必要ないのかも。
ぬるぬるするのが嫌で家事が苦手になる人もきっといると思う。

自分が必要だと思うものを必要な量だけ使って、快適に生きる。
自分が快適だと思えて、他の人に迷惑をかけなければそれでいいじゃないか。

これはまだほんの一部だが、世の中にはきっと家族の数だけ独自ルールがある。
それがときどき取り上げられて、テレビやSNSなどで話題になるのだろう。

快適に生きるための便利な知恵、もっと知りたい。
ぜひ、我こそはというネタがある方、教えてください!

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