童話ーまどろみの中ー
夢の先生は言いました。
あなたはいつまで起きていて、いつになったら寝るのですか。
眠くなったら寝て、目が覚めたらまた寝るのです。
ただ、繰り返すだけなのです。とても大忙しです。
そうですか。
そうなんです。
それでは、あなたは忙しい中眠っているのですね。
そうなんです。実は、これでも忙しく眠っているんです。
それは、大変なことですよ。心安らかにお眠りなさい。
あははは。
爆笑
それは死んでしまうということですか。
眠りの中に、連れていかれてしまう。
ーーーだからいつも忙しくしていることが、生きているということなのです。
生きると言うことは、人に迷惑をかけるということです。迷惑をかけることが生きている証でもあります。迷惑をかける人が迷惑をかけなくなったとき、それはその人が死んでしまったと言うことです。人はあらゆる形でなんらかの形で、人に迷惑をかけているのです。それが、生きているということなのです。
そうなのでしょうね。
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