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夕凪遙さん編/皆と楽しむnoteフェス。企画三人目/朗読作品有り

note CREATOR FESTIVALを皆で楽しみたい!という思いから、noteで募集した企画に応募してくださった方の音声配信、No.3の回です。

No.3は夕凪遙さんです。
夕凪遙さんはnoteやTwitter、monogatary.comなどで短編小説や詩、短歌、俳句など、幅広く活動されています。

今回は創作部門にご応募いただきました。
noteフェスに絡めた内容で、というお題にぴったりの短編小説を頂きました。
タイトルは『飛び跳ねる椅子』です。
読んでいてワクワク、楽しい気分になれるお話でした。

『飛び跳ねる椅子』

太陽が、いつも以上に眩しく感じる。
天気予報は、10月の最高気温を更新すると、自信を持って伝えていた。
人がたくさん集まってきて、ザワザワ言葉と同じ方向に歩いて行く。

端が見えないくらいの広いところに、ステージがあった。
皆パンフレットに目を通したり乾杯したり、それぞれにくつろいで待つ。

私は通り抜ける風に、深呼吸する。
開放感とワクワクが、込み上げてくる。

よし、私もおいしいものを用意しよう。
椅子から立ち上がると、“ピンポーン”。
「間に合った!はい、コールドプレスジュース。飲みたがってたでしょ。」
「やった!早く早く。」彼と椅子に座る。

「あっつい!」2人揃って飛び上がった。
待ちわびた陽の熱気を帯びた椅子に、クッションを急いで敷く。

「始まるよ。」もう一度座ろうとすると、
「ニャオ!」私のお尻に猫パンチが炸裂。
また飛び上がった。
「ちょっと!座席取らないでよぉ。」
抱き上げて、膝に乗せた。


定刻だ。
皆一緒に、パソコンの画面を覗き込む。
ベランダフェス、開幕。
初めての感覚だけど、結構、快適。
いつのまにか、猫もおやつにそっと手を伸ばして、参戦していた。

『飛び跳ねる椅子』朗読作品はこちら⬇️
作 夕凪遙さん 読み りずむ
https://stand.fm/episodes/615c14532fc70d00067ba5f4


夕凪遙さん、ありがとうございました。

夕凪遙さんのnote⬇️
https://note.com/ckpingu_nvl

note主催のオンラインイベント「note CREATOR FESTIVAL」✨創作の輪を広げる祭典✨
10月15日(金)から17日(日)の3日間開催されます。
プレnoteフェスも開催中。

プレnoteフェス&フェス当日のセッションのご案内、視聴予約などはこちらから✨⬇️
https://creatorfes.lp-note.com/

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