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【屋久島の記録】自然美に魅了される。人間が人間に戻れる場所。「ご縁」の場所。①縄文杉トレッキング

屋久島に初めて行きました。

東京の忙しい日常から離れて、
屋久島の豊かな自然を満喫できたらなという、
ほんの軽い気持ちで予約しました。

「天候により鹿児島に引き返す可能性があります」
とCAさんに案内され、左右に揺れ動くプロペラ機で出発。

屋久島は天候が変わりやすく、
頻繁に着陸できないことがあるそう。

手に汗を握りながら、
気が気がじゃない40分間。

着陸を無事にしたとき、
すでに屋久島と「ご縁」があったようです。

屋久島空港

今回、4泊5日で、
1日目:東京ー屋久島 移動
2日目:縄文杉トレッキング
3日目:車で島一周
4日目:白谷雲水狭、太鼓岩トレッキング
5日目:東京へ移動
という予定でした。

この記録では、縄文杉トレッキングのことを書きます。

縄文杉トレッキング

まさかの大雨

朝3時半に起床。真っ暗の外はどしゃ降りの雨。
キャンセルになるのかと思いきや、まさかの決行。
縄文杉トレッキングは、送迎バスが止まらないかぎり、決行するのが当たり前らしい。

朝6時に登山口を出発。
傘も持たず雨具だけで出発します。

登山口でパシャリ

雨の中のトレッキングは初めてだったということもあり、寒いし、濡れるし、どうもテンションが上がらない。

しかし、トロッコ道が異世界感を創り出し、
だんだん自分が映画の主人公の気分になってきて、
どんどん現れる屋久杉や苔の数々に、元気を取り戻していきました。

たまに手すりのない橋も

2時間かかったトロッコ道を抜けたときには、すでに全身はずぶ濡れ。
雨具を着ていても、ちょっとした隙間から雨は入ってきます。
止まると身体が冷えるので、バナナを流し込んで、次は険しい山道へ。

大自然の光景

山に入ると、目の前に広がる大自然!
至るところのある苔や木の根っこ、
その太さと長さが巨大すぎる。

自然の神聖なる破壊的パワーを感じ、
少し恐怖を覚えました。
だけど、それがまた美しいこと。

雨に湿った根っこも綺麗

人間が屋久杉を切ったあと、苔がその切り株を覆い、その苔で別の木が発芽し、着生し、新たな樹木が育つ。

木の上に生える別の木

屋久杉の枝に桜が着生していると聞いたときは、驚きました。

湧き水

トレッキング中に湧き水が飲めるスポットがいくつかあるのですが、屋久島の水の美味しさには感動しました。市販のペットボトルの水が不味く感じてしまうんです。

屋久島は岩山で土がないため、水にミネラルを含んでおらず、いわゆる「純の水」。屋久島は、自給自足なので、みんなこの水を飲んでいるらしい。

有名杉たち

この辺から、お出ましのウィルソン株、夫婦株、大王杉などなど、有名どころの屋久杉が登場してくれます。

ウォリソン株
夫婦株
大王杉
あ、こだまだ!

縄文杉に到達する1時間ぐらい前から、もう疲れすぎてあまり記憶にありませんが、縄文杉はしっかり拝んできました。

縄文杉は近付けない。。

ガイドさんが教えてくれた「ご縁」

帰りは途方もなく長い道のりでしたが、
同年代のガイドさんの話が印象に残りました。

このガイドさんは屋久島へ移住されたそうなのですが、屋久島を訪れた際に「ここに住もう」と思ったらしく、それを「縁」という形で表現しており、

ガイドさんと私が出会ったのも「ご縁」
私が屋久島に来れたのも「ご縁」
全てが「ご縁」で繋がっているんですよ。

と笑顔で言ってくださったのが、とても心に残りました。

感じたこと:自然の偉大さ、人間の小ささ

初めてみた大自然の光景は、自分の予想をはるかに超えていました。
そして、自然には勝てない、と心底思いました。(笑)

ここまで人間が小さいことを思い出させてくれると、
とりあえず今は、自分のできることを、精一杯やろうと、
謙虚な気持ちにさせてくれます。

大雨のトレッキングは滝行だったのか、
自分の心が入れ替わったようでした。

結論

屋久島の風変わりな天気を見越して、雨でもトレッキングが楽しめるぐらいのメンタルと体力があれば、絶対に楽しいと思います。

私は雨になると本当に思っていなかったので、初めのテンションはだだ下がりしていましたが、トレッキング中の圧巻な大自然に、必ず心は癒されるはず。

体力づくりと、防寒・防水対策、そしてストックを持っていくことをお勧めします。

過酷だったぜ!

次回は屋久島一周のこと書きます~。


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