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シェフじゃなくてシュフ

「どこの調理学校を出られたんですか?」と尋ねられることがあります
その度、「シェフじゃなくてシュフなんです。家族のために作り続けていたものをお出ししています。」とこたえています

季節はもとより、家族のその日の体調や心の状態をみながら食卓を整えたり、お弁当を詰めたりと、台所は私が自由にプロデュース出来る場所
そのことに喜びを感じ、それが高じて『おかあさんの台所 Riz de Maman -リズドママン-』なんていうお店を作ってしまいました

ブログをはじめるキッカケ…

私は先天性心疾患をもって生まれてきました
10歳まで命の保証はないと告げられたけれど「私は死なないから手術を受けさせて欲しい」と、沈む夕陽に背中を押してもらい震える唇で母に伝えたあの日

ほどなく東京女子医大病院へ、その時に診てもらったDr.に今も経過をみていただいています
そのDr.にこの春お店のことを伝えたら「スープの本を出しましょう!」と、まさかの言葉に嬉しくて嬉しくて

これまで診察室で流した涙には、悔しさや悲しみがありました

でも今回は違います
本になるかどうかはわかりませんが、嬉しさを糧にブログという媒体を使いレシピを中心に綴っていくことにします

スローテンポではありますが、どうぞ宜しくお願いいたします

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