ある日の日記 ー散乱してー

ピラカンサスをあまり好きになれない

紙の地図を見ながら散策している人を
とても新鮮な気持ちで見る

小さな子が小さな靴で
弾むように落ち葉を踏んでいる
やわらかいタッカタッカのステップ

撒き散らされたおしろい花の黒い種の中に
どんぐりがひとつ

感性は「守る」ものなんだろうか、とふと思う

人が取ることのできない高さに成った柿が
日増しに色濃く熟していく



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