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写真とわたし

写真を撮り始めて約2年半。
最近は写真を撮ることに違和感を感じて、あまり依頼を受けられていなかった。言葉にすることもできなかった。

少しずつ、素直な気持ちが見えてきたのでここに残そうと思う。

純粋な「好き」から始めたカメラ

私が写真を撮り始めたのは、小学生の時。携帯の写真フォルダは、風景や、人でいっぱいだった。
一眼を持ち始めたのは、2年半前。毎日カメラを持ち歩いて、たくさんの人を撮らせてもらった。
仕事として写真を始めたのは、今からちょうど2年前。この頃から、「フォトファシリテーターです」と名乗るようになった。

始めてみると、なんとなく軌道に乗った。たくさんの人が声をかけてくださって、好きな写真を仕事としてやらせていただけるのが幸せだった。
私の中では、本気でやりたかったからこそ「フォトファシリテーター」と名乗り、自分にプレッシャーをかけていたし、
積極的に「私写真撮れますよ!」と名刺を配っていた。
今では、少しずつではあるが、周りにもカメラマンとして認識してもらっていると思う。

私の大好きな友達、きのちゃん。
https://www.instagram.com/kinonik_

フォトファシリテーターってなんなんだっけ

写真を始めて1年半が過ぎた頃から、苦しさを抱えていた。
大好きな写真を、楽しめなくなっている。

私は何がしたくて写真を撮っているんだろう?
何がきっかけで写真を始めたんだっけ?
どんな写真を撮りたいんだっけ?
フォトファシリテーターって、なんなんだっけ?
ぐるぐる考えてしまって、最近は写真の依頼を受けていなかった。

フォトファシリテーター。ひととひと、想いと想いを写真で繋げるひと。

その写真に写っているひとが、いつか見返した時に、その時の想いにアクセスできるような写真を撮りたい。
写真に写っているひとと、写真を見たひとがつながるような写真を撮りたい。

私は、写真を通してひとや想いをつなげるファシリテーターでありたい。
そんな気持ちで、「フォトファシリテーター」と名乗り始めた。

関わらせていただいたMVの撮影風景。
「たねの話」https://youtu.be/EZq4wmXPCPk

素直な気持ちが見えてきた

つい最近、フォトグラファー仲間と話していて、本音が見えてきた。

「もっと気軽に、思い立った時に声をかけられるようなフォトファシリテーターでありたい」

というのも、私が今設定している金額だと、思い立った時に声をかけられる金額ではない(と思っている)。写真を撮る仕事を本業にしていきたいならそれでいいと思う。

でも、私が本当にやりたいのは、ひとの人生に寄り添うこと。

年に1度の大きな撮影よりも、1年の中で何度でも、その人のストーリーを撮りたい。
初めましての方の写真を撮らせてもらえるのも嬉しいけれど、私の周りの大切な人たちのフォトファシリテーターでありたい。
「今の自分を残したい」と思ったその時に、残す手段の一つとして写真を選んでほしい。

旅行先で出会ったご家族に声をかけて、撮らせてもらった時の写真。
こういうふとした出会いが忘れられない。

それを叶えるには、もっと気軽に頼んでもらえるような価格と、確かな技術が必要になる。

価格に関しては、私自身がお金で苦しんだことがあるし、今でも苦しんでいるからこそ、あんまりあげたくない気持ちが強い。気軽に頼める価格にしたい。
そして、もっと身近の色んな人に、「撮りましょう!」って言える技術と、わくわくする気持ちを持っていたい。

写真とわたしのこれから

ずっとやりたかったことがある。
そのひとをイメージしたお花と一緒に写真を撮ること。

小さい頃からお花が大好きだった。
誰かを思いながらお花を選んで、プレゼントする瞬間が本当に好き。

写真も似ていて、そのひとが写真を見返した時の表情や想いを想像しながらシャッターを切る。写真をお渡しした時の、喜んでもらえる表情や声が大好きだ。

私の提案で、お花をお渡しして撮らせてもらうことがよくあるが、その時の表情がすごく素敵で、ナチュラルな表情が撮れることが多い。

そのひとの人生は、そのひとにしか生きられない。
だからこそ、「そのひとだけのストーリー」を目に見える形で一緒に残したい。今だから残せる写真を撮りたい。
できるだけナチュラル表情を引き出せたら、それが叶うと思う。

まだまとまるにはもう少しかかりそうだけれど、
言葉になるまで、じっくり考えたいと思う。

去年あたりに作ったイメージ画像

最後に

まとめると、

・私の身近なひとのストーリーを、継続して残せるようなフォトファシリテーターでありたい
・そのために、技術を身につけつつ、頼んでいただきやすい価格にしたい
・「お花×ひと」の写真で、ナチュラルなそのひとの今を撮りたい

やっと少しずつ見えてきた。
これからどうなるかは分からないけれど、素直に湧いてきたこの気持ちを大切にしたい。

最後に
いつも写真を撮らせてくださるみなさん、本当にありがとうございます。自分の思いに気づけたのは、みなさんのおかげです。
これからもよろしくお願いします。

読んでくださって、ありがとうございます。 いただいたサポートはカメラマンとしての活動資金に当てさせていただきます。