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22年10月に151円まで米ドル高、円安となりましたが、最近は一時133円台まで米ドル安・円高に戻したりと為替が激しく変動し続けています。一時は160円台まで円安が進むのではないか、と言われていましたが為替はどうなるか予想が付かないものですね。

そこで今回は、為替に影響を与える要因をまとめました。中長期的要因、短期的要因があります。円安、円高は何が要因で起こるのかと分析する際の参照にしてください。

中長期的要因

1金利差

これまでの急激な円安は日米の金利差によるものと言われています。

引用:J.Pモルガン

2貿易収支

一般に貿易収支が黒字になると、通貨高(円高)になります。逆に、貿易収支が赤字になると通貨安(円安)になります。

3 物価変動

一般的に、よりインフレになっている国のほうが通貨安になる傾向があります。インフレとはモノの値段が上がり、通貨の価値が下がることを意味するからです。
※インフレ対策として米ドルで資産を持とうとしている人がいるようですが、日本よりインフレ率が高い米ドルで資産を持つというのは、価値が下がっている通貨で資産を築くことになるので、どうなのかなと個人的には思います。

短期的要因

1中央銀行の為替介入

日銀は9月22日に約24年ぶりの円買い・ドル売りの為替介入に踏み切り、1ドル=145円台後半から一時5円以上も円高になりました。

引用:日経新聞

2政治的要因

各国政府要人の発言などにより、為替が大きく変動することがあります。首相や大統領など、各国を代表する人の発言や、中央銀行総裁の発言に注目が集まるのは、そのためです。

3経済指標の発表

重要指標の発表後は為替が大きく変動することがあります。12月の重要な経済イベントや指標の発表はこちらを参照ください。

4地域紛争・戦争

紛争や戦争が経済に大きな影響を与えると懸念された時、為替が大きく変動することがあります。ロシアの通貨ルーブルの動きが、この事例の1つです。

引用:毎日新聞

まとめ

為替が影響を受ける要因はたくさんあります。なんでこんなに変動したのか?!と慌てふためくことなく、安心安全に投資をし続けるための情報として、為替変動の要因を押さえていただければと思います。

一番良いのは、円高になろうが円安になろうが、どちらに転んでも資産が増え続ける投資をすることですけどね。それはまた後日お伝えします。