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チー牛とオタクと個性的

「チー牛」という言葉を考えた元ツイ主は、
今どういう心境なんだろう。ただの偏見を面白おかしく仕立てた呟きが独り歩きし、特定の人を侮蔑するスラングになっている。

「かつてのオタクという意味でチー牛が使われている」という説を読んだ。アニメや漫画が一般化したため、オタクという表現では、かつてオタクと呼ばれた人達を指し示せ無くなった。
そんな時にチー牛という言葉がマッチしたため広く普及したという説。


元々、オタクやサブカルという言葉には
「カテゴライズ失敗」というニュアンスがあると思う。ちょっとズレたり変わった人達を指すネガティブな言葉として使われてきたが、現代ではポジティブな要素を孕む様になったと考えている。

インフルエンサーの出現によって「自己のアイデンティティの必要性」が見直された。人とは少しズレていたり、変わった人が「個性的」として
ポジティブに捉えられる社会に変わっている。

SNSで発信すれば、自身の個性をマネタイズする事ができる。オタクやサブカルは、インフルエンサーの卵なのかもしれない。

元々オタクと呼ばれて人達を、真の意味で侮蔑的に指せなくなったのは本当な気がする。
光があれば陰もある。インフルエンサーというポジティブなオタク達が脚光を浴びる舞台の裏には、何万というチー牛がいる。

美味しいチーズ牛丼とは違い、チー牛は煮ても焼いても食えないらしい。


https://x.com/63cities/status/1790390363255111808?s=46&t=Qq4n6zCcdxNRqAoIYiycIA

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