魔法の研究所
こんにちは。
RIVERSPEYです。
こちらは学生時代に制作したランドスケープのモノクロ写真集です。フィルムカメラで撮影しています。
フィルムということで、学校のだいぶ地下にひっそりと佇む暗室にて、よくせっせと現像作業をしていました。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、暗室はですね、とってもすっぱいです。酢酸を使うので独特の匂いがします。
料理で使うお酢の香りとはまた少し違うのですよね。もうちょっと攻めた感じ。
そしてもちろん光は厳禁なので、お部屋はまっ黒い布に覆われ、手元を照らすために感光しない特殊なランプだけが灯っているのです。
あやしい地下の、あやしい暗闇…
あやしい匂いに、あやしい灯り…
あやしい魔法の研究所。
くく…
しかし、薬品に印画紙を浸して現像するその瞬間は本当に幻想的です。まさしく魔法なのではないかなと見紛うような光景。
昔の人がそれを魔法だと考えても、何も不思議ではないなと思いました。
それでは今日はこのあたりで。
お読み下さりありがとうございました。
RIVERSPEY
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