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甲子園では投手戦/乱打戦のどちらが多い?

過去29年分のデータを調べてみた

夏の甲子園100回記念大会、大阪桐蔭が見事優勝しましたね!決勝で敗れはしたけれど、金足農業も本当見事な戦いぶりでした。打の大阪桐蔭、投の金足農業。打撃力、投手力、それぞれどのような変化が甲子園で起こっているのか気になったので調べてみました。

春夏大会の過去29年分、全試合のデータから下記条件に該当する試合数を抽出しています。

打撃力:二桁得点の試合
投手力:完封の試合

大会によって試合数が異なるので、上記条件に該当する試合比率で全大会をグラフにしてみました。

細かい。。。
今ひとつ傾向が掴みきれない。。。

5年毎の平均値グラフにすると傾向が見えた

打撃力、投手力にフォーカスをあてると下記が傾向として見えてくる。

●打撃力
・夏と比較すると春は打撃力が低い
・29年間、春の打撃力は大きく伸びていない
・夏の打撃力は大きく伸びている

●投手力
・夏と比較すると春は投手力が高い
・2005年以降、飛躍的に伸びている
・夏は若干下降傾向

春は投手戦の試合が多く、夏は打撃戦の試合が多いのがグラフから読み取れる。また、面白いことに二桁得点の試合完封の試合のどちらもこの29年間で増えている結果となった。勝手な想像だけれど、ウェイトトレーニングの導入で二桁試合数が増え(打撃力向上)、投手の役割分業制によって完封試合数が増えた(投手力向上)のではないだろうか。

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