ハイボールと蕎麦のかえし。

ハイボールのつまみに蕎麦を食べなさい、というお話ではありません。

関西出身なので蕎麦にさほど思い入れはなかったんですけど、昼酒をキメたい時に蕎麦屋って便利なんですよ。昼から開いてますし、お酒もある。

そんなこんなで蕎麦屋にはたまに行くんですけど、蕎麦は蕎麦で面白かったり。『そばもん』読んで勉強しましたからね。花巻一丁!蕎麦博士です。

冗談はさておき、忘れもしない『そばもん』の何巻だったか、汁が辛い時にかえしを足すと甘みを感じるようになるというお話がありました。

蕎麦のかえしは醤油を出汁で割って寝かせたものですが、蕎麦つゆはかえしをさらに出汁で割って完成。

この時にかえしが少ないと塩分ばかり感じる、ということらしいです。かえしが少ないと出汁の旨味や醤油の甘みが感じられず、塩気ばかり感じる。

これ、身近なところでは味噌汁でたまに感じる時があって、味噌が少ないと辛い、足すと甘くなる。そーゆーこともあるので同じ原理かな、と。

で、ハイボールもそれに近くて、比率を間違えるとなんか苦かったり薄かったり踏んだり蹴ったり。濃いのは濃いで酔っ払うんでバランス超大事。

最近は300mlのチタンのタンブラーに氷をギチギチに詰めてウイスキー45ml=いわゆるジガーをブッ込んでガシャガシャかき混ぜ、常温のソーダ水を入れてます。

目分量200mlくらいだから度数は9%弱くらい。ただ、それだけだと香りが弱いから若干フロートしてます。

ソーダを入れた後にバースプーンを突っ込んで引き上げた=ステア代わりの後、液面に軽くウイスキーを浮かせるわけです。だいたい5mlくらい。

これでかなり香り強くなるです。

後はガブガブ飲むだけ、ハイボールですからね。炭酸飲料みたいなものです。

今のところこの比率で文句はないんですけど、これより薄いとやっぱり甘みが足りなくて、自分で作って旨くねえなーと思ったり。

これはやっぱり味がボケてるんですよね。そういう場合はウイスキーを足す。増量。それでまあまあ話せば分かる程度のお味にはなります。

濃くしすぎると炭酸弱くてまた旨くないんだけど、そこは味見しながら調整調整。どこかでしっくりくる日が来るとイイですね。飲み過ぎ注意ですが。

そんなワケで、ハイボール旨くねえなー、という方がいたら若干薄めのところからウイスキーを足していくといずれ納得いく濃さに出会えるでしょう。

蕎麦つゆも毎朝そういう調整をしているから今日も蕎麦が旨い、となるらしいですよ。

つまり、そういうお話です。

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