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好きな絵を初めて額装してもらいました

今日は銀座の伊東屋さんへ。

こちらは別館です。万年筆の看板がおしゃれ。

文房具屋さんと本屋さんはワクワクすることこの上なしの空間ですが、今日はお買い物ではなく、版画の展覧会を観にやってきました。

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地下の額装売場が展示会場のようです

本田このみさんという木版画家さんの作品が好きで、観に来ました。

共通の知人はいるのですが、ご本人に会うのは初めてなので、ワクワクしました。

それほど大きくない会場ですが、2人展ということで、もうお一人の田村洋子さんの作品と本田このみさんの作品が飾ってあって、とても温かなやさしい空間が広がっていました。

本田さんの作品。完成まで一カ月ほどとのこと。
こちらは田村さんの作品

一緒に展覧会をされるだけあって、お二人ともテイストがどこか似ているような気がします。

しかし、これが版画だとは。
見れば見るほど不思議です。
どうしてこんな細かな線が出せるのでしょうか。
学校の美術の時間で彫刻刀と格闘した私には信じられません。

お目にかかった本田さんは、作品の雰囲気のままの優しげでたおやかでステキな人でした。

乗り物シリーズ。ハガキサイズです。

ステキな作品はたくさんあったのですが、こちらの⬆️乗り物シリーズの船が欲しくなりました。

本田さんに「どうやって飾ればいいですか?」と尋ねると、お好きな額に入れて飾っていただいてもいいですし、伊東屋さんで額装もしてもらえますよ」とのこと。

何せここは額装売場ですから、すぐに相談に乗ってもらえます。せっかくなので、額装をしてもらうことにしました。初めての経験です。

まず、版画の背景になるマット紙の色を選びます。

最初は版画の優しい色に合わせてクリーム色を合わせてみたのですが、そこで本田さんが「自分で飾っている絵には緑を合わせているんです」

緑? なるほど

お店の人はさっそくいろんな緑を出してきて下さいます。
鶯色、萌葱色、山葵色…
緑色にもいろいろあります。

でも、薄い緑ではなくって、と思ったところで、船の版画のお隣にあった飛行機の版画の緑色が目に入りました。

「この飛行機のバックの緑がいいです!」と思わず言うと、本田さんも「そうそう、私もこの緑を背景に使っています」

作品を作ったご本人と感性が一緒みたいで、とても嬉しくなりました。

額と合わせてみたところ

マット紙を選び、額を選んで、あとは仕立ててもらうだけです。

待つこと10分ほど。仕上がりました。

この版画はフィンランドの船のイメージだそうです

きっとマット紙のハバが広かったり細かったりするだけでも、印象がずいぶん変わるんでしょうね。

私にとって額装は初めてのことでしたが、額装売り場には、絵だったり、スカーフだったり、いろんなものを額装に来られている人がいて、それを見ているだけでも楽しかったです。

版画はさっそく玄関に。
家にひと足早く春が来たようです。

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