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家の焼きそばが屋台の焼きそばにならないワケ

私はお祭りの屋台で売っている焼きそばが大好きです。

麺がソースを吸って真っ黒になって、これでもかというほど鉄板で炒め続けられ、くたっとなって一部焦げているあの感じ。たまりません。

野菜や肉はほんの申し訳程度。キャベツのかけらがちょびっとと、細切れをさらに細かくしたような豚肉が麺の中にわずかに見え隠れ。

濃厚なソースの味にポイントを与える紅生姜と青のり。

たったこれだけの具材で「えっ!500円もするの?」と言いそうになりますが、それでも匂いにつられ、麺のくたっと感につられ、ついつい買ってしまいます。

(関西人として)屋台のタコ焼きにはついつい文句を言いたくなりますが、焼きそばには全面降伏です。

昨夜の晩御飯は「焼きそば」でした

そんな我が家の昨夜の晩御飯は「焼きそば」

屋台の焼きそばを夢見て作ります(夫が)。
参考にしたレシピは「コウケンテツさん」のもの。

私の焼きそばの作り方とはどうも違うらしい…

私の焼きそばの作り方は

肉と野菜を切ってフライパンで炒め、そこへ麺を入れてしばらく混ぜる。
麺を蒸すために水を入れ、フライパンにフタをしてしばらく焼き続ける。
水がなくなったら、添付のソース粉をかけて混ぜて出来上がり。

簡単この上ないレシピ。

夫の作り方は

麺を水洗いし、お酒と醤油につけておき、そのあとフライパンでじっくり焦げ目がつくまで焼く。片面が焦げたらひっくり返し反対側も焼く。両方にこんがり焦げ目がついたら、麺を取り出す。

焦げ目をつけます

細切れ豚肉を炒め、野菜を追加してさらに炒める(このあたりは一緒)。

野菜いっぱい、豚肉もいっぱい
野菜とお肉がクッタリしてきたら、麺を投入

そこへ麺を入れて混ぜてソースをかけ、最後にもやしを投入し、混ぜ合わせる。

もやし投入

文字数だけでも私の2倍ぐらい手間がかかっています(そして、実際の調理時間も)。

確かに、もやしを仕上げ直前に入れるとシャキシャキ感が残っておいしい。

そして、麺に一部焦げ目をつけることでパリッと感が残って、これもおいしい。

出来上がりました

屋台の焼きそばにはならなかった

しかし、そんな工夫にもかかわらず、昨夜の焼きそばは屋台の焼きそばの味にはなりませんでした。

なぜなら、

肉と野菜が多すぎて贅沢すぎるから。

豚肉は一昨日使った残りをすべて投入。
野菜は、人参、キャベツ、にんにくの芽、ネギ、もやしは1袋すべて使用。

具が多いと、栄養度は抜群に上がるのですが、麺の焦げ感が野菜にうもれて感じられない。
ソースも薄まってしまって濃厚さが足りないという残念な結果に。

晩御飯ですから、焼きそばであってもしっかり栄養は取っておきたいという思いが先行しました。

我が家の晩御飯。いちおうクリームスープもありました。

ぜいたく焼きそばは屋台の味にはならない。
ただ、別のお料理として食べれば、とても美味しいのです。

難しいところです。






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