【因果応報の連鎖】進撃の巨人　原作最終話を読んで・・

最近日常的な記事ばかりになってしまってますが、あまりにも感情が高ぶり過ぎたので書かせていただきます（笑

今回は国民的人気漫画の進撃の巨人についてです。
※これから読もうとしている方はネタバレにご注意ください。

進撃の巨人の魅力

本日発売された月間漫画雑誌において最終回を迎えました。
僕は漫画好きですが、その中でも進撃の巨人は別格です。

✅話の伏線
✅キャラの心情描写のリアルさ
✅地獄からさらなる地獄化する展開

など数えきれない程の魅力があります。

その他にも
アニメでのアクションシーン、キャラクターの扱い方
などこの漫画の好きな所はきりがないですが、今回1つあげるなら
「因果応報の連鎖」
ですね。

因果応報の意味ですが、辞書より
「過去および前世の行為の善悪に応じて現在の幸・不幸の果報があり、現在の行為に応じて未来の果報が生ずること。」
とのことです。

まさにその通りで、進撃の巨人の登場人物は過去に犯した行為が、現在の状況の否の部分になっていることが多いです。
また、過去に自分が否定したものを、現在は肯定したり、それを世ざる負えない状況に追い込まれたりするといった残酷なシーンも多いです。

1つ具体例を挙げますと・・
主人公のエレンは1話目の母親を巨人に食べられてしまいます。
それをきっかけにエレンは「この世のすべての巨人を駆逐する」と宣言し、
巨人と戦っていくストーリーが進んでいくのですが、その中で
✅自分自身も巨人だった
✅その巨人の力で人を虐殺をする
といった、自分が怒りを覚えたものが自分自身となって返ってくる展開になっていきます。

こういった因果応報は現実においても、まだ社会を知らないピュアな心をもった子供が大人になって社会人として生きていく中でも数多いかんじがします。

最終話を読んで・・

最終話は良い意味で裏切られました。

というのも僕は完全にバッドエンドを予想していたのですが、思いのほかハッピーエンドに近い綺麗な終わり方でした。

あとは進撃の巨人らしくない部分も感じられました。
進撃の巨人は男女の恋愛がまれに書かれるのですが、毎度カップルのどちらかが死んでしまいます。
しかし、今回の最終回ではカップルの男女がしっかりお互い生き残り、幸せになるという、最終回ならぬ異質な感じがします。
今までの絶望的展開は、最終回の幸福をより輝かせるためにあったのだとも感じられますね。

漫画界の歴史に新たな伝説となった作品になるのは間違いないと思います。

進撃の巨人、ありがとう～！