詩 『千夜の骨』
【Twitter詩】2022.5.15投稿
きのう仕事で背中を強打して
私は似せ詩人になれた
肋骨がへし折れたのかも知れないが
定時まで働いた
夜中は疼きで寝返りできなかった
姿勢を変えるごとに
私より前に
孤独に力つきた夥しい数の亡者が
逆さまのさみしい目をして
次々と脇腹の小骨を噛み砕いた
痛、痛、、と明けまで縮んだ
(画像 「奈落の娑婆地獄絵図」)
きのう仕事で背中を強打して
私は似せ詩人になれた
肋骨がへし折れたのかも知れないが
定時まで働いた
夜中は疼きで寝返りできなかった
姿勢を変えるごとに
私より前に
孤独に力つきた夥しい数の亡者が
逆さまのさみしい目をして
次々と脇腹の小骨を噛み砕いた
痛、痛、、と明けまで縮んだ
(画像 「奈落の娑婆地獄絵図」)