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サンテティエンヌ再興記 2年目スカッド確認(1)

戦術調整

相手が昨シーズンより強くなり、前がかりになってくるのを見越して、中盤のボールウィニングMFを2枚に、前線を裏取りを重視した形に変更。相変わらず左FWを左ウイングで代用する変則配置。

選手

昇格後に大きく入れ替えることを視野に入れていたので、昨シーズンはさぼった選手紹介だが今シーズンは主力のみ紹介。

☆3・リーグ2優秀、☆3.5リーグ1それなり、☆4リーグ1優秀といった感じ

GK

エティエンヌ・グリーン

生え抜きの若手GK。見立てではリーグ1でも十分通用するランクまで育つらしく、10年以上使っていける可能性がある。ただプレミアのチームの興味を惹いているようなので、引き留めるのに苦労するかもしれない。

CB

アンドレ・アマロ

ポルトガルのヴィトーリアから1.4Bで獲得。まんべんなく能力が高い万能型のDFだが、21歳と若く、しばらくディフェンスの柱となれる選手。

ジミー・ジラウドン

昨シーズンも活躍したCB。こちらもあまり穴はないが、しいて言うならスピードが物足らない。31歳なので来年以降は怪しい。

ラグナル・クラヴァン

昨シーズン途中から参戦した元リバプールのベテランDF。リバプールではファン・ダイクの前任にあたる。エストニアの選手としては初のプレミアリーグでのゴールを記録している。
技術面は健在だがスピード関連がかなり落ちているため、リベロ起用が無難。おそらく今シーズンで引退か放出だろう。

アントニー・ブライアンコン

昨シーズンはリベロとして活躍したアントニー。しいて言うならスピードが足りないがリベロなので他のCBよりはスピードは問われないため、上手くごまかせている。

WB

モハメド・ファレス

ヴェローナ、SPAL、ラツィオなどイタリアを渡り歩いてきたパリ生まれのアルジェリア人。移籍金は77.5Mと安かったが、イタリアの強豪からの移籍ということもありチーム最高給の247M。全体的に能力が高いが逆に突出した点もない。左サイドならどこで使っても機能するともいえる。

オスカー

スラビア・プラハから500Mで獲得。こちらの方が攻撃的なWBで、CHも可能なユーティリティーな選手。切れ味のあるドリブル突破とパスセンスが持ち味。ちょっと珍しいリベリア人(コートジボワールの近く)。
昨シーズンの左WBは引退と移籍でいなくなったため、総入れ替えとなった。

セルジ・パレンシア

バルセロナの下部組織、いわゆる「ラ・マシア育ち」の選手。それを反映してかメンタル面の充実度が高く、プレーの質が高い。一方空中戦には全く期待できないが、WBなので割と無視できる欠点である。

トリッリ

ラ・コルーニャから昨シーズン移籍してきた選手。まだ20歳でポテンシャルはかなり高いようだがパスセンスのなさが大きく足を引っ張っている。決定力は驚異の1、FKも2だが、そこは大した問題でもないだろう。リーグ1レベルではなくできればレンタルで育てたい選手。

ボランチ

アイメン・ムエフェク

フランスから遠いようで割とすぐそこの若手モロッコ人選手。ASSEユースからの生え抜き。守備と足元はリーグ1でも充分な選手だが、冷静さ、積極性は欠けている。とはいえここからさらに伸びしろはあるようで今後が楽しみである。

マハディ・カマラ

こちらも生え抜きの選手だが、昨シーズンは降格の影響でレンタルで出ていた選手。俊敏でメンタル面に大きな穴もない。タックルが下手なのが若干気になる点か。

アタッカーは次回。